All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、千葉県在住・38歳女性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:38歳女性職業:会社員
在住:千葉県松戸市
家族構成:父親、母親、自分
世帯年収:1200万(父800万円、自分400万円)
実家の間取り:1軒家6LDK
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:3万円交際費:2万円
毎月のお小遣い:2万円
毎月の貯金額:4万円
貯金総額:800万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、35〜59歳女性の1カ月の平均消費支出は18万7円です。そのうち、住居費の平均は2万6543円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた15万3464円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出るかどうか尋ねると、現状「予定なし」と回答。恋愛や結婚願望については「あります」と言います。
「特に一人暮らしを促されることもない」
実家暮らしを選んでいる理由は「家事が楽、生活費も抑えられるという理由はもちろんないわけではないですが、一番の理由は自分自身に一人暮らし願望がなく人と暮らすことが好きなこと、そして家族とも仲が良いうえに特に一人暮らしを促されることもないため実家で暮らしています」と話しました。経済面で「現状困ることはない」が……
父親、母親と同居している回答者。実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「買い物をしてきたときやオンラインで買ったものが届いた時に中身を詮索されることが嫌だと思うことがあります。買ったものがやましいものなわけでもありませんが、都度聞かれると何か買うものを評価されているような気持ちになるからやめてほしいとは思います」とのこと。
「聞いてくる家族にもそこまで深い意味はないと思いますので、お互いが嫌な気持ちにならないよう買ったものを隠して持って帰ってみたり、置き配にした荷物をこっそりと引き上げたりと何事もなかった様にする工夫をして勝手に苦労しています」と続けました。
お金に関する悩みでは「現状困るようなことはほとんどありませんが、家の維持費、固定資産税などそういったものは現在全額親が出してくれているため、今後いつか自分が家を引き継いだときにきちんと対処できるのか不安に感じています」と教えてくれました。
経済面や生活面での利便性以前に、家族仲が良く、1人暮らしの必要性を感じないという回答者。とはいえ、ささいな面においても、お互いが嫌な気持ちにならない気遣いや工夫がうかがえました。今後は、住居の維持など経済面での不安を懸念しているようでした。
※回答者のコメントは原文ママです



