All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、長崎県長崎市在住・41歳男性のエピソードを紹介します。
この記事の執筆者:
All About ニュース編集部
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回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:41歳男性職業:会社員(士業事務所勤務/事務系)
在住:長崎県長崎市
家族構成:両親、自分(計3人)
世帯年収:父250万円、母100万円、自分250万円
実家の間取り:4K
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:2万5000円交際費:特に決まった額はなし
毎月のお小遣い:5万円未満
毎月の貯金額:3万円程度を目安
貯金総額:70万円弱程度(急な出費はここから出すので、変動はあります)
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、35〜59歳男性の1カ月の平均消費支出は18万7902円です。そのうち、住居費の平均は2万6605円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた16万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出るかどうかについては「今のところ予定なし」と話し、将来的な恋愛や結婚願望については「あります」と回答しました。
離婚、退職を機に実家暮らし。“出戻り”に罪悪感も?
実家暮らしを選んでいる理由については「離婚、前職の退職後に実家への出戻りをし、そこからそのまま住んでいます」と、経緯を告白。「毎月いくばくかの決まった額を生活費として家(親)に納めることで、どこかで感じてしまっている『出戻りの罪悪感』を薄めている感覚でいます」と話してくれました。
「金銭面においてもだいぶ甘えてしまっている」
自身の両親と実家で同居している回答者。実家暮らしで苦労していることは、「自分が育った実家とはいえ、やはり気まずさや申し訳のなさは感じています」と、両親への思いを吐露。
「自室はあるものの、完全にプライベートな空間・時間が担保されるかというと、そうでもない部分もあるので、気を遣うべき場面が発生してしまうのは不便な点であり、住まわせてもらっている身分とはいえ、そこに関しては苦労していることかもしれません」と続けました。
お金に関する悩みについては「金銭面においてもだいぶ甘えてしまっている部分があるので、そこはすぐにでもクリアにしていきたいと思っています」とのこと。
家庭という最も身近な場所だからこそ、居心地のよさと窮屈さの両方が共存しているように感じられます。そんな複雑な思いを受け止めながら、一歩ずつ自分らしい生活を模索しているようでした。
※回答者のコメントは原文ママです



