【国立大学の推薦入試】高3の夏休み数日のアルバイトが活動実績として認められ、合格したのはなぜか?

推薦入試で合格を引き出す「よい志望理由書」の共通点とは? 後付けの経験でもOK! 「活動を志望理由のエビデンスに変える」具体的な方法を専門家に聞きました。(画像出典:PIXTA)

活動の派手さや華やかさよりも言語化

こうした多角的な視点で、自分の関心を学問分野に展開することも評価されています。

現在の推薦入試では、活動の派手さや華やかさよりも、「どれだけ深く考え、自分の言葉に落とし込めるか」がより重視されています。

ですから、海外派遣や大規模イベントに参加していなくても、身近な地域活動を丁寧に振り返り、意義や課題を自分なりに解釈し言語化できれば十分にアピールできます。

最後に福井さんは、「AIで文章が簡単に作れる今こそ、自分の体験や考えを自分の言葉で語ることが大切」と強調します。大学側は内容の“中身”を読み取りたいのです。志望理由書を書くときは、AIの力は補助的にし、自身の頭で考え、文章に表現することを心がけてください。

これから総合型選抜に挑戦する高校生の皆さんが、自分の思考と経験の両輪で納得できる志望理由書を作り、志望する大学に入学し、自分がやりたいことをやれるように願っています。

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大学受験 活動実績はゼロでいい 推薦入試の合格法
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この記事の執筆者:杉浦 由美子 プロフィール
キャリア20年の記者。『女子校力』(PHP新書)、『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)など単著は14冊。『ダイヤモンド教育ラボ』、『ハナソネ』(毎日新聞社)『マネーポストWEB』(小学館)などで取材記事を寄稿している。趣味は取材。
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