想像以上に考えられている子どもたちの「見え方」
最後に、ダンスの種目における子どもたちの並び順が気になる方も多いのではないでしょうか。基本的には、身長や男女のバランスを考慮して並び順を決めます。ただし、背の高い子がずっと後ろにならないよう、隊形移動を取り入れて、全員が一度は前列に出られるよう工夫しています。
また、振り付けに自信のない子どもについては、2列目以降に配置し、前列の子どもを見て安心して踊れるように配慮しています。
上から見ると円形になるような隊形移動は見応えがありますが、同じ高さの位置から観覧している保護者には、その様子が見えにくい。俯瞰(ふかん)での美しい隊形が見られるのは、朝礼台に立つ教師だけかもしれません(笑)。
それよりも、正面から見て迫力のある隊形を意識しています。
松下隼司さん
大阪府公立小学校教諭。令和4年度文部科学大臣優秀教職員表彰受賞。令和6年版教科書編集委員。第4回全日本ダンス教育指導者指導技術コンクール文部科学大臣賞、第69回(2020年度)読売教育賞 健康・体力づくり部門優秀賞などの受賞歴を持つ。新刊「先生を続けるための『演じる』仕事術」(かもがわ出版)など著書多数。voicyで『しくじり先生の「今日の失敗」』を発信中。 この記事の執筆者:大塚 ようこ
子ども向け雑誌や教育専門誌の編集、ベビー用品メーカーでの広報を経てフリーランス編集・ライターに。子育てや教育のトレンド、夫婦問題、ジェンダーなどを中心に幅広いテーマで取材・執筆を行っている。



