横浜市がファイナルファンタジー30周年記念イベントとコラボレーション
横浜市は、全世界での販売累計数が1億3千万本を超える人気ゲーム「ファイナルファンタジー(以下、FF)」30周年を記念したイベントが横浜で開催されることを発表。みなとみらい21地区での『ファイナルファンタジーXIV』のオリジナル映像作品のプロジェクションマッピング特別上映をはじめ、横浜の名所や名産品がFF仕様になるなど、5月下旬から7月中旬にかけて、コラボ企画が展開。横浜市がFF色に染まる。
「ファイナルファンタジーと横浜はとても縁のある深い関係」
FFシリーズを手掛ける株式会社スクウェア・エニックス(東京都新宿区)は、横浜市とのコラボレーションの背景として、スクウェア・エニックスの前身であり、FFを生み出した株式会社スクウェアは、横浜市港北区日吉の地で1986年に創業された。スクウェアの初期作品を手がけたスタッフには神奈川県にある大学出身者が多く、FFと横浜はとても縁の深い関係にある。
また、歴史も深く外国との交流も盛んな海港都市である横浜は、FFに多く登場する港町を強く想起させる。そんな横浜市と記念すべき30周年を一緒に盛り上げたいという想いから、今回のコラボレーションをオファー、みなとみらい21地区をはじめとする事業者の皆さまと「ファイナルファンタジー30周年×横浜」実行委員会を立ち上げ、それに横浜市が応える形で今回の企画が実現した、と発表している。
メインイベントはホテル壁面に投影されるプロジェクションマッピング
コラボ企画のメインイベントとなるのは、「ファイナルファンタジーXIV」のプロジェクションマッピング映像作品『海洋都市ヨコハマ「龍神バハムムート、襲来」』の特別上映。ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル(横浜市西区みなとみらい1-1-1)の壁面に投影される。
同作品は、古(いにしえ)の時代より交易で栄えた偉大なる海洋都市“ヨコハマ”を舞台に、FFでおなじみの召喚獣バハムートと光の戦士たちの激闘をかつてないスケールで描いた、完全オリジナル作品とのこと。
※同作品の製作総指揮をつとめた吉田直樹(ファイナルファンタジーXIVプロデューサー兼ディレクター)さんのコメントは記事末へ
タイトル:海洋都市ヨコハマ「龍神バハムート、襲来」
期間:2017年6月10日(土)~11日(日)
上映時間:19:20~、19:50~、20:20~、20:50~、21:20~
※上映時間は約10分、天候等の都合で変更になる可能性あり
観覧エリア:コスモワールド付近運河沿い、カップヌードルミュージアム付近運河・海沿い、汽車道 など
※上記観覧エリアでは、音声付で観覧できる
このほか、次のようなコラボ企画が開催される。
クイーンズスクエア横浜がFFデザインのフラッグでいっぱいに
プロジェクションマッピング上映に合わせて、みなとみらいの象徴的なスポットである大型複合施設「クイーンズスクエア横浜(横浜市西区みなとみらい2-3)」を、「ディシディアファイナルファンタジーオペラオムニア」が彩る。期間:2017年5月29日(月)~6月11日(日)
“ひょうちゃん”もFF仕様に! 崎陽軒とのコラボ弁当(2種)発売
横浜名物のシウマイを販売する「崎陽軒」とコラボレーションし、「横濱中華弁当」の「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」バージョンと「メビウス ファイナルファンタジー」バージョンが登場。掛け紙や弁当の中身もオリジナルになるほか、おなじみのしょう油入れ「ひょうちゃん」FFコラボの特別仕様になるなど、ファン大注目の一品。
名称:ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス中華弁当/メビウスファイナルファンタジー中華弁当
価格:各1080円(税込)
販売期間:6月10日(土)600個、6月11日(日)700個、6月12日(月)~6月16日(金)は1日各50個
販売店舗:みなとみらい駅店、みなとみらい駅店(催事・特設)※6月11日(日)のみ、ランドマークプラザ店、桜木町駅店、Cial桜木町店、横浜駅中央店、崎陽軒本店ショップ、キュービックプラザ新横浜店
※販売期間、販売店舗はいずれも変更の可能性あり
横浜人形の家「FINAL FANTASY PLAY ARTSシリーズ」特別展示
1万点以上の人形を収蔵し、横浜観光スポットとして人気のドールミュージアム「横浜人形の家」に、「FINAL FANTASY PLAY ARTS シリーズ」の貴重な絶版商品やFFのパネルが特別展示される。「ファイナルファンタジー30周年記念グッズ」も販売。
場所:横浜人形の家(横浜市中区山下町18)
期間:6月24日(土)〜7月17日(月・祝)
※販売については6月6日(火)から先行開始
観覧料:大人200円、小人100円
東急東横線車体ラッピング広告&みなとみらい線みなとみらい駅ジャック
東急東横線の車体が「ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス」仕様にラッピング。天野喜孝氏のイラストに加えて、FFシリーズの人気キャラクターが大集結して、横浜名物とバトルを繰り広げる前代未聞の車体広告を展開しながら横浜の街を駆け抜ける。合わせて、みなとみらい線みなとみらい駅のあらゆる広告もジャックし、来場客をFFの異世界へと誘う。
※運行ダイヤは未定。東急電鉄に対する問い合わせは不可
実施期間:
東急東横線ラッピング広告……6月5日(月)~1ヵ月間
みなとみらい線みなとみらい駅駅内広告ジャック……6月5日(月)~6月11日(日)
みなとみらい線みなとみらい駅発車メロディジャック……6月5日(月)~6月11日(日) ※予定
みなとみらい線みなとみらい駅1日乗車券券面ジャック……6月9日(金)~ ※売り切れ次第終了
横浜市文化観光局の担当者は「世界的な人気・知名度を持つFFの強力な“コンテンツ力”とコラボすることで、横浜の街の魅力が全世界に発信されることを期待しています。横浜の事業者や施設とも連携した企画が盛りだくさんなので、多くの方に横浜に来ていただければうれしいです」と話している。
「ファイナルファンタジー30周年×横浜」イベント
期間:2017年5月下旬~7月中旬 ※イベントにより異なる
主催:「ファイナルファンタジー30周年×横浜」実行委員会
URL:公式サイト http://www.finalfantasy.jp/30th/yokohama
■以下、株式会社スクウェア・エニックス発表リリースより。
製作総指揮:吉田直樹(ファイナルファンタジーXIVプロデューサー兼ディレクター)コメント
今回、世界でも有数の国際都市である横浜・みなとみらい21地区において、「ファイナルファンタジーXIV」を題材としたプロジェクションマッピングイベントが執り行われようとしていること、ゲーム製作者としても、また、いちゲームファンとしても、大変うれしく思っています。「『ファイナルファンタジーXIV』を題材にプロジェクションマッピングに挑戦できないか」という企画は、2年前から温めていたものでありますが、題材の選定はもちろんのこと、投影すべき場所探しなど、超えるべき多数のハードルから、なかなか実現には至りませんでした。
2017年は「ファイナルファンタジー」シリーズが生まれてから30年という節目の年となり、その記念すべきタイミングにこのような巨大なプロジェクトを実施できるのも、長い期間応援してくださったシリーズファンの皆様、そして今回の実現にあたって多大なご協力をいただいた、横浜市、みなとみらい21地区の関係各位のバックアップがあればこそです。ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル様の全面協力により、そのホテル壁面をスクリーンに見立て、最大級のリアルエンターテイメントを実現してくれたのは映像作家西郡勲氏をはじめとした、制作会社P.I.C.S.の皆様。我々ファイナルファンタジーXIVチームも映像用素材の選出に始まり、演出の監修、サウンド提供に至るまで、全面的に協力をさせていただきました。
本プロジェクションマッピングは、シリーズでおなじみの召喚獣「バハムート」が横浜市に舞い降り、クリスタルに導かれた「光の戦士たち」と激闘を繰り広げる物語……。題材となるファイナルファンタジーXIVを知らずとも、「ファイナルファンタジー」シリーズファン、ゲームファン、そして、ご覧になる方すべてにわかりやすく、その圧倒的な映像美をお楽しみいただけるよう制作したつもりです。ぜひ、上映当日はみなとみらいまで足を運び、世界有数の夜景を持つ横浜の夜空に映し出されるファイナルファンタジーの世界を、その目に焼き付けていただければ幸いに思います。