
旅先でふと立ち寄った美術館で、思いがけず心動かされる作品に出会った――そんな経験はありませんか?全国には、建物自体がアートのような美術館や、その土地ならではの魅力が詰まった施設が数多く存在します。
All About ニュース編集部は7月11~14日、全国の20~60代の男女250人を対象に「各地方の美術館」に関するアンケート調査を実施。その結果の中から、今回は「好き&行ってみたい美術館<東北地方版>ランキング」を発表します。
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2位:青森県立美術館(青森県)/65票
2位には、「青森県立美術館(青森県)」が選ばれました。青森市にある「青森県立美術館」は、地域の芸術風土と世界的アートが融合する美術館。建物の建築は青木淳氏によるもので、三内丸山遺跡をイメージした独特の構造が印象的です。館内では、青森県出身のアーティスト・奈良美智さんによる高さ8.5メートルの彫刻「あおもり犬」や、マルク・シャガールが描いたバレエ「アレコ」の舞台背景画などを展示。静かな空間で、ゆったりとアートに触れられます。
回答者からは「ユニークな建築と地元作家の作品が特徴」(20代女性/東京都)、「奈良美智の作品やシャガールの大壁画が見られるから」(20代女性/長崎県)、「あおもり犬を実際に見たいのと、建築のライトアップが綺麗なので好きです」(20代女性/愛知県)、「雪景色の中に佇む姿が美しいので一度は見てみたい」(30代女性/鹿児島県)などの声が上がりました。
1位:弘前れんが倉庫美術館(青森県)/69票
1位には、「弘前れんが倉庫美術館(青森県)」が選ばれました。
2020年にオープンした「弘前れんが倉庫美術館」は、明治・大正期に建設された赤レンガ倉庫をリノベーションして生まれた美術館。地域の歴史と現代アートが融合した、ここならではの魅力にあふれています。館内では、弘前出身のアーティスト・奈良美智さんの作品をはじめ、国内外の先進的なアートを展示。スタジオや市民ギャラリー、ライブラリーなどもあり、地域の文化発信の場としても親しまれています。
回答者からは「レンガ倉庫を改築して作った美術館、かわいい」(50代女性/静岡県)、「赤煉瓦の建築物自体が一見の価値ありで楽しめそうだから」(40代男性/東京都)、「れんが倉庫を美術館として改修していて、アートフェスやアーティストトーク、建物のガイドツアーなどイベントが満載です」(60代男性/兵庫県)、「赤レンガの建物をこの目で見てみたい」(20代女性/大分県)などのコメントが上がりました。
※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の筆者:児玉 友梨 プロフィール
1987年東京都生まれ。フリーライター。地方に移住し、農業の傍ら地域の魅力や暮らしに役立つ情報を中心に寄稿しています。