
思わず写真を撮りたくなる、美しい建築やユニークな展示が魅力の美術館。SNSでの注目度も高く、「映える」スポットとして人気を集めています。そこで今回は、全国の人々が「SNS映えする」と思う美術館を調査しました。
All About ニュース編集部は7月11~13日、全国の10~60代の男女250人を対象に「全国の美術館」に関するアンケート調査を実施。その結果の中から、今回は「SNS映えすると思う美術館<全国版>ランキング」を発表します。
>12位までのランキング結果を見る
2位:国立西洋美術館(東京都)/31票
2位には、「国立西洋美術館(東京都)」が選ばれました。上野公園にある「国立西洋美術館」は、西洋絵画やロダンの彫刻が楽しめるだけでなく、建築好きやSNS派からも注目されているスポットです。本館は、フランスの建築家ル・コルビュジエが設計したモダンな建物で、シンプルなのに存在感たっぷりの個性的なフォルムが印象的。箱型の外観や、館内に美しく差し込む自然光がとても絵になり、思わずシャッターを切りたくなります。
回答者からは「外観や庭園が写真映えするから」(20代女性/神奈川県)、「建築が良いと感じるから」(60代女性/北海道)、「荘厳な雰囲気が結局はSNS映えするから」(40代男性/東京都)、「建物のみならず立地も良い為」(50代男性/東京都)などの声が上がりました。
1位:金沢21世紀美術館(石川県)/64票
1位に選ばれたのは、「金沢21世紀美術館(石川県)」でした。
金沢市にある「金沢21世紀美術館」。妹島和世さんと西沢立衛さんによる建築ユニット「SANAA」によって設計された、現代アートの美術館です。館内は、有料の展覧会ゾーンと無料で楽しめる交流ゾーンに分かれていて、気軽に立ち寄れるのも魅力の1つ。
中でもSNSで話題なのが、レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」。まるで本当の水の中にいるかのような、不思議で映える写真が撮れると人気です。ほかにも、うさぎの耳のような「ラビットチェア」や、加賀友禅をモチーフにした「加賀友禅の壁」など、写真を撮りたくなるスポットが充実しています。
回答者からは「SANAA設計の美術館なので」(40代男性/兵庫県)、「スイミング・プールに興味が映えます」(40代女性/広島県)、「ガラス張りの近未来的な外観と、話題の《スイミング・プール》など、ユニークでフォトジェニックな現代アートが満載。訪れるだけで映える写真が撮れます」(40代女性/静岡県)、「21世紀美術館は外も映えました」(30代女性/京都府)などの声が上がりました。
※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の筆者:児玉 友梨 プロフィール
1987年東京都生まれ。フリーライター。地方に移住し、農業の傍ら地域の魅力や暮らしに役立つ情報を中心に寄稿しています。