そんな中、新メンバーの中でも一際目立っているのが寺西拓人さんです。今回は、新メンバーの中でも特にブレークしている寺西さんの魅力を、元テレビ局スタッフが解説します。
寺西拓人のプロフィールは?
1994年12月生まれの寺西さんは、2008年に14歳で旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)に入所。timeleszメンバーの菊池風磨さんと同期で、グループに属さないままソロで活動を行ってきました。その後、俳優に転身すると高い歌唱力とダンススキルを生かして舞台を中心に活躍。これまで、『Endless SHOCK』をはじめ、劇団☆新感線の『ミナト町純情オセロ〜月がとっても慕情篇〜』、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』などさまざまな作品に出演しています。
オーディション時点から人気を集めた寺西さん。オーディション参加が明かされる前には5万人程度だったInstagramのフォロワーが、タイプロ完結時には約50万人に。新メンバーとなってからもフォロワーが増加し続け、3月12日には大台の100万人を突破。3月25日時点では122万人を超えており、オーディション前から約24倍もフォロワーが増加しました。
寺西さんは気品ある顔立ちと佇まいで、人懐っこい性格から「国民の元カレ」とファンの間では呼ばれています。
ジャズピアニストからラーメンディレクターまで!?
アイドルとして新たなスタートを切った寺西さんですが、何と言っても魅力は演技力の高さです。まず、最近の作品で言えば、2024年12月にLeminoで配信がスタートした『情事と事情』に佐藤玲門役で参加。自由気ままなジャズピアニストを、金髪姿で繊細に演じました。この作品で寺西さんは抜群の色気を見せ、玲門という難しい役を見事に演じています。やり過ぎるとキザになってしまうところですが、繊細な演技で表現し、年上女性から同性までとりこにしてしまう沼らせキャラクターに仕上げ、俳優としての高い実力を示しました。
また、出番は少ないものの現在放送中の『離婚弁護士 スパイダー シーズン2〜偽りと裏切り編〜』(日本テレビ系)にも朝比奈玲於役で出演。さらに、『ラーメンD 松平國光 Season1』(日テレプラスチャンネル)では主演を務め、こちらではラーメンディレクターを熱っぽく演じています。
どんな役でもこなす、マルチに活躍できる俳優としての実力
俳優としての寺西さんの魅力は、どんな役も演じられることです。俳優業を専門にしてからは、さまざまな役に挑戦。例えば、2025年5月スタートのミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』では、赤毛の天然パーマで愛くるしいキャラクター・アルフレートを演じます。アルフレートを含め、先述したドラマの役も全てキャラクターがバラバラ。これまで性格も個性も違う役を数多く担当し、どのキャラクターも魅力的に作り上げてきました。寺西さんは役を作り込む技術が高く、主役でも脇役でも輝ける俳優です。
今回、timeleszの新メンバーとなったことで注目度があがり、さまざまなオファーが増えるでしょう。新たなジャンルの作品で演技力を見せれば、俳優としてさらにステージを上げていきそうです。