
2月19日、アメリカのドナルド・トランプ大統領が自身のSNSでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を「独裁者」であると主張。これに対し、All About ニュース編集部が20日14時時点で集計したアンケートで、回答者から批判の声が集まっています。
トランプ大統領による「独裁者」発言とは
トランプ氏はアメリカのSNS「Truth Social」で、ゼレンスキー氏について「選挙をしていない独裁者」などと言及しました。ゼレンスキー氏がウクライナ国内で戦時下のため選挙を行っていないことを理由に、同氏の政治的な正統性を否定し、国内支持率が極端に低いと主張。アメリカからの巨額な資金援助を受けて、勝てる見込みのない戦争を続けていると強い言葉で非難しました。これに対し、ゼレンスキー氏は「偽情報に踊らされている」とトランプ氏に反論。自身が民主的に選ばれた正当なリーダーであることを主張しました。さらに国際的にも、トランプ氏の発言が「ロシアのプロパガンダと同様の誤情報に基づいている内容」であるとされ、批判が寄せられています。
「言いたい放題」「いくらなんでも無茶苦茶」と批判の声
All About ニュース編集部は20日、「今日印象に残ったニュース」に関するアンケートを実施(回答者95人)。その中でも、トランプ氏の発言に関するさまざまな意見が上がりました。「トランプ大統領は、ロシアのいいように戦争を終結させようと考えているのでしょうか。ゼレンスキー大統領を非難して、ロシアの侵略を許すようなことがあってはなりません」(66歳女性/滋賀県)
「トランプ氏の言いたい放題にあきれてしまう」(71歳男性/福島県)
「トランプ大統領が就任したことでアメリカとヨーロッパ諸国の関係がどのように変化していくのか、今後もニュースを追っていこうと思った」(36歳女性/埼玉県)
「いくらなんでも無茶苦茶な話だと感じました」(46歳男性/神奈川県)
「だからと言ってロシアを擁護しているわけではない」(48歳男性/山形県)
※回答者のコメントは原文ママ
※調査はインターネット上で実施し20日14時時点で集計