【2024年ベストバイ】家電の専門家もQOLの向上を実感! 収納力・冷却力バツグンなセカンド冷凍庫

2024年に「最も買ってよかった調理家電」と、来たる2025年の「調理家電市場の最新トレンド」について、「All About」ガイドの安蔵 靖志さんに聞きました。(サムネイル画像出典:Amazon)

2024年も多くの家電製品が世に送り出されました。その中で、専門家が「最も買ってよかった」と感じた商品は何だったのでしょうか。

今回は、「2024年に最も買ってよかった家電」を「All About」ガイドの安蔵 靖志さんに聞きました。併せて、「2025年の家電市場トレンド」も大胆に予測・解説してもらっています。

2024年のベストバイ:ハイアール「JF-NUF138D-W」

——2024年に「最も買ってよかった家電」を教えてください。

安蔵さん:私は一人暮らしながら500L近い大容量の冷蔵庫を使っているのですが、お取り寄せをしたり、業務用スーパーで冷凍食品を買ったりするようになったことで、冷凍室の容量に限界を感じていました。コロナ禍でステイホーム生活になったことで、セカンド冷凍庫やセカンド冷蔵庫のニーズが増えた家庭も多いと思いますが、私自身もまさにその状態に陥ったのです。

だましだまし使っていたものの、食品ロスの削減や食品の鮮度管理をしっかり行うにはセカンド冷凍庫が必要不可欠と感じ、いよいよ導入に至りました。そうして購入したのが、今回紹介するハイアール「JF-NUF138D-W」です。
ハイアール「JF-NUF138D-W」
ハイアール「JF-NUF138D-W」(画像出典:Amazon
138Lの大容量・4つの引き出しを搭載しているモデルで、リビングルームの端に設置するとかなりの存在感はあるものの、収納力の高さにとても満足しています。さらに、実際に使ってみて驚いたのが冷却速度。温度設定ボタンを長押しして急冷モードにすると、作り置きした料理などを素早く冷凍してくれます。いつも使っている冷蔵庫の冷凍室を省エネ設定にしていることもあってか、その差に驚きました。

現在は、メインの冷凍庫にはよく使う食材を入れ、セカンド冷凍庫にはストック用の食材を入れて、と役割を分けて使っています。お得な生鮮食品を購入していったん冷凍したりできますし、ほしい冷凍食品を我慢せずに購入できるようになったことで、食のQOL(生活の質)がかなりアップしました。セカンド冷凍庫の導入を検討している人は、なるはやで購入することをおすすめしたいです。

2025年のトレンド予測:セカンド冷蔵庫・冷凍庫が2つの面で進化

——2025年の「セカンド冷蔵庫・冷凍庫」のトレンドはどのようなものになると予想しますか?

安蔵さん:セカンド冷蔵庫・冷凍庫の新たなトレンドとしては「温度調節機能搭載」と「デザインの進化」の2つが挙げられます。

温度調節機能があると、通常時は「セカンド冷蔵庫」として使用しながら、ふるさと納税の返礼品が届く年末年始やアイスクリームなどをたくさん冷やしたい夏場には「セカンド冷凍庫」として使う、といった使い分けが可能になります。

また、リビングルームに置けるようなデザインの製品が増えていることもトレンドの1つ。キッチンに設置するスペースがない場合には、リビングなどに置かなくてはいけません。そのような場合でも違和感のない、スタイリッシュなデザインが求められるようになっているのです。機能性だけでなく、デザイン性も重視している……という人には、今まで以上に好みの商品が選びやすくなっていくのではないかと思います。

セカンド冷蔵庫・冷凍庫はシンプルな製品が多かったのですが、注目度が上がったことでこれら2つの特徴を持つ製品が増えています。この傾向は今後も続くのではないでしょうか。
 
ハイアール(Haier) 138L 前開き自動霜取りファン式冷凍庫 JF-NUF138D(W) スリム幅50.2cm×奥行59.8cm×高さ117.5cm 前面タッチ式操作パネル 温度設定 急冷凍
ハイアール(Haier) 138L 前開き自動霜取りファン式冷凍庫 JF-NUF138D(W) スリム幅50.2cm×奥行59.8cm×高さ117.5cm 前面タッチ式操作パネル 温度設定 急冷凍

 

この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    2024年の「日本アニメ映画ベスト10」を勝手に作成! 1位は「劇薬映画」かと思いきや見るたびに好きになれた

  • AIに負けない子の育て方

    首都圏の中学受験「今年も厳しい」 志願者数増の人気校に見る、“難関大進学”ではない納得のニーズ

  • 世界を知れば日本が見える

    昭恵夫人はなぜ「日米関係のエモい状況」を作れたのか。石破首相が直視すべき「実力不足」の現実

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「妊婦が女性じゃないなんて」と猛反発も……ウィーンの新「優先席ピクトグラム」が大炎上した背景