遠藤憲一さんが時の総理大臣・武藤泰山を演じ、さまざまな国民と入れ替わるドラマ『民王R』(テレビ朝日系)。11月19日に放送された第5話のストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられたコメントとともに今後の見どころを紹介します。
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第5話のあらすじ
さまざまな国民と目まぐるしく入れ替わりを繰り返す武藤泰山(遠藤憲一)が、次に入れ替わったのは14歳の中学生・萩原秋保(黒川想矢)。早朝の新宿、路上でたむろする若者たちに“ユキ”という少女の行方を聞いて回っていた秋保は、ユキ(近藤華)を見つけた矢先に泰山と入れ替わります。
秋保(泰山顔)を予算委員会に出席させ、泰山(秋保顔)が代わりにユキを捜索する中、泰山は秋保の身体に無数の傷を発見。彼が親から虐待を受けていること、同じ境遇のユキだけが心の支えだったこと、家庭に問題があり行き場を失っている少年少女がたくさん存在していることを知ります。
大人も政治家も法も何もしてくれないと希望を失った秋保や彼らのために何ができるか――。泰山は、野党議員の神宮寺から上がっていた子どものための法改正案を利用することに。秋保の身体で少年少女を引き連れ、有識者の声として彼らの現状を訴えます。
その姿を見て「話を聞いてくれる大人もいる」と感じ希望を見出した秋保。ユキとの約束を苦い形ながら果たした矢先、入れ替わりが解消。その後、秋保は繁華街から若者たちの声を動画で発信し、泰山は彼らの声にしっかりと耳を傾けるのでした。
「すべての世代の課題をあぶりだそうとする社会派ドラマ」
親から虐待を受けて家に帰れない子どもたちの問題を取り上げた第5話。入れ替わるたび国民が置かれている現実を目で見て体験して知り、政治家として何ができるか真摯(しんし)に向き合う泰山の姿には胸が熱くなります。
X(旧Twitter)では、「子どもの体験格差って海外旅行とか習い事とかじゃないんだよな。普通の子どもっぽい体験すら満足に出来てない人が沢山いる」「今回の民王は、真摯に民王なるストーリー描いてるのかもしれない。誰の何のための政治で、法律なのか。色々考えさせられて、ちょっと泣きそう」「すべての世代の課題をあぶりだそうとする社会派ドラマ」「泰山、いつもなんとかしようとする。いい総理大臣だなぁ。日本の総理大臣もこうだと良いのにね」などのコメントが寄せられています。