上野の東京国立博物館(以下、トーハク)では現在、『挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」』(~2024年12月8日)が行われています。
SNSなどで話題沸騰、土日だと入場に長~い列ができる大人気の展覧会。教科書の常連で郵便切手にもなった国宝「埴輪 挂甲(けいこう)の武人」が国宝に指定されてから50周年を迎えることを記念し、全国各地から約120件の埴輪や副葬品などが集められました。ここまで大きなスケールの「はにわ展」は、トーハクでも約50年ぶりの開催だそうです。
「かわいい!」があふれる特設ショップ
日本人のキャラクター好き、漫画好きのルーツを示すかのようなコミカルな表情の埴輪たち。ほとんどの埴輪が撮影OKとあって、会場はカメラを手にした来場者の熱気であふれていますが、もう1カ所大変な盛り上がりを見せているのが、鑑賞後にたどり着く特設ショップです。
はにわ展のために制作されたオリジナルグッズや、「すみっコぐらし」「はなカッパ」「おーい!はに丸」など人気のキャラクターとコラボレーションしたアイテムなどが集結。埴輪好きの心をくすぐりまくっていますが、中には「こっ……これは?」「どうやって使うの?」と、見る人をちょっと困惑させている個性派グッズも。その中から、訪れる人を特にざわつかせていた見逃せない商品を三つご紹介しましょう。(価格は全て税込み)
着るはにわ 挂甲の武人ルームウェア(6600円)
日本ではじめて国宝に指定された埴輪で、今回の展覧会では同じ工房で制作されたと考えられている5体が史上初めて集結した「埴輪 挂甲の武人」。その武人になれるルームウェアが登場しました。
挂甲とは古代の甲冑の一種で、これを羽織れば簡単に古墳時代の兵士に変身! ふわふわの毛布素材にプリントが施されており、勇ましさと癒やしが同居しています。これからの季節は特に活躍してくれそうですし、宅急便の配達員さんなどには二度見されること間違いなしのファッションアイテムです。