「子育てしやすい街」とは、子どもの遊び場が豊富、自治体の手厚い子育て支援策がある、待機児童が少ない、教育機関の選択肢が豊富など、各家庭によってさまざまな基準がありますが、実際に居住して感じたことや知人の評価、メディアなどで見聞きし捉えたイメージなどから「子育てしやすい」と思う自治体を挙げてもらいました。
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2位:北九州市
2位は、北九州市でした。県北部に位置する本州と九州地方を結ぶ玄関口である北九州市から、福岡市内へは20分以内、大阪方面など県外へのアクセスも良好です。自治体の子育て支援の取り組み状況について、主要都市の環境評価を行う「NPO法人エガリテ大手前」の調査によると、北九州市は「次世代育成環境ランキング(政令都市)」で2011年度から13年連続で1位を獲得。夜間・休日の診療が充実しているなど「小児医療」の項目や「出産環境」など、特に医療体制が整っている点が高く評価されています。回答者からは、「子育てしやすい街ランキングの常連で、支援が充実しているから」(40代男性/青森県)、「市街から新たに転入してくる子育て世帯への支援が手厚いから」(20代女性/東京都)、「一人親世帯に給付金があり金銭的な支援があるからです」(40代回答しない/千葉県)、「保育士の配置基準が国の基準を上回るようにされているらしいです。安心して働ける環境は大切です」(40代女性/大阪府)などの声がありました。
1位:福岡市
1位は、福岡市。歴史的建造物や「キャナルシティ博多」などの大型ショッピングモール、伝統的な祭りやビーチなど、多彩な魅力の観光スポットとしても人気です。年齢に関係なく第2子以降の全ての児童の保育料無償化や、子育て関連施設やサービスを利用したときに受け取る電子スタンプをおむつなどの育児用品に交換でき、自宅まで届けてくれる「おむつと安心定期便」など、独自の手厚い子育て支援が支持を得ています。回答者からは、「子ども医療費は無料で福岡市はゴミ出しも夜なので朝バタバタしない。2人目から保育料が無料だったり、オムツなどに交換できるポイントがあったりととても充実している」(30代女性/福岡県)、「福岡市のどこの区でも、子育てに関する支援が確実にあるだけでなく、医療施設や公園が多くあるからです」(40代男性/新潟県)、「助成金制度や補助金制度などのサービスが充実している」(40代女性/福島県)、「防災防犯や、子育て支援などの情報を、LINEを使用して得ることができる」(20代女性/宮城県)などのコメントが寄せられました。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。