「子育てしやすい街」とは、子どもの遊び場が豊富、自治体の手厚い子育て支援策がある、待機児童が少ない、教育機関の選択肢が豊富など、各家庭によってさまざまな基準がありますが、実際に居住して感じたことや知人の評価、メディアなどで見聞きし捉えたイメージなどから「子育てしやすい」と思う自治体を挙げてもらいました。
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2位:川崎市
2位は、川崎市でした。川崎駅から横浜駅まで乗り換えなしで約10分、東京駅まで約20分の立地でベッドタウンとしても人気のエリア。駅周辺の再開発により、駅前広場や歩行者デッキなどが整備され、室内の遊び場「ボーネルンドあそびのせかい」が入る「川崎ルフロン」など大規模な商業施設が続々と開業しています。また、無料の学童保育「わくわくプラザ室」が市内全ての公立小学校の敷地内に設置されるなど、市の施策のほか、各区ごとに子育て支援に力を入れています。回答者からは、「川崎駅周辺の再開発がすごく進んでいて子育て世代の若い人たちが住めるようなマンションや、利用しやすい商業施設がどんどん増えているため」(30代女性/東京都)、「教員採用試験を独自に市で採用選考をしているから、レベルが担保できてそう」(30代男性/兵庫県)、「川崎市の宮前区は子供が多く、田園都市線沿いで治安が良い」(30代女性/東京都)、「都心にも近くて商業施設などもたくさんあるから」(20代女性/埼玉県)などの声がありました。
1位:横浜市
1位は、横浜市。県庁所在地であり、国内屈指のターミナル駅「横浜駅」や観光地としても人気のみなとみらい地区を有します。地域の中で子どもを預け合ったりすることで地域ぐるみでの子育てを目指す「横浜子育てサポートシステム」などの子育て支援策が充実。「ららぽーと横浜」内などに親子の休憩所「ポポラ」を設置している都筑区、在園の有無に関わらず、園庭開放や育児講座などのサポートを受けられる「Aonicoほいくえん」を設置している青葉区など、市内18の各行政区ごとに特色のある子育て支援策を打ち出しています。回答者からは、「待機児童問題への取り組みも早かった。商業施設が多く買い物に困らない。地域の住民同士が子育てを助け合うサービスもある」(30代女性/東京都)、「交通のアクセスが便利で、子育てのままさん達の交流のアプリを導入しているから」(20代女性/福岡県)、「買い物するところが多く、子どもの遊び場もたくさんある。小さい子育て支援センターも多くあり暮らしやすかった」(30代女性/埼玉県)、「充実した子育て支援制度や多様な保育施設があり、待機児童の解消に向けた取り組みが進んでいます」(50代男性/神奈川県)などのコメントが寄せられました。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。