甲信越の「住み続けたい街(自治体)」ランキングは、甲信越(新潟県・山梨県・長野県)居住の20歳以上を対象に調査を実施し、2020〜2024年の回答3万889人分を累積して集計(一部の回答のみ2019年を追加、回答者に重複なし)。回答者が50人以上の自治体を対象としています。
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2位:上高井郡小布施町(長野県)
2位は、長野県の上高井郡小布施町(かみたかいぐんおぶせまち)。半径2kmの円にほとんどの集落が入る、長野県で最も小さな街では、夏の「くりんこ祭り」や秋の総合産業市「小布施六斎市」などさまざまなイベントが開催され、年間を通じてにぎわいと活気に満ちています。全国的に有名なブランド栗「小布施栗」の産地であるほか、浮世絵師・葛飾北斎が晩年を過ごした街としても知られ、歴史的な景観を残した美しい街並みは多くの観光客でにぎわいます。実際の居住者からは、「町に文化を感じる」 「イベントが多い。観光地」「地元であり、馴染みもあるので、いまさら離れたいという気持ちが起こらない」などの声がありました。
1位:北安曇郡白馬村(長野県)
1位は、長野県の北安曇郡白馬村(きたあづみぐんはくばむら)。県の北西部に位置する人口約8500人のコンパクトな集落は、1998年の長野冬季五輪のスキージャンプやアルペンスキー競技の開催地として世界的に知名度が高まりました。2023年にはUNWTO国連世界観光機構の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に選ばれるなど、国際山岳リゾート地として人気です。JR白馬駅から徒歩圏内に町役場や学校、スーパーマーケットなどがコンパクトに集結。豊かな自然を身近に感じられる住環境が支持を得ています。実際の居住者からは、「自然豊かで時間の流れがゆっくり。あまり干渉されずに生きていけそう」「自然が豊かで子育てに良い環境だと思う」「愛着ある我が家を建てた街だから」などのコメントが寄せられました。
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この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。