「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが、匿名配送と普通郵便の2パターンで解説していきます。
(今回の質問)
購入された後で住所を変更したいと依頼があった場合、匿名配送、普通郵便それぞれどうすればいいですか?
(回答)
発送前と、発送の後で対処の仕方が違ってきます。購入者からの連絡が必要な場合もあるので、連携をして進めていきましょう。
以下で詳しく解説します。
対応の仕方は商品を発送したかどうかで違ってくる
送り先の変更は可能なケースが多いですが、商品を発送する前か、それとも発送した後かで対応が違ってきます。発送をする前ならば手続きは比較的簡単ですが、発送をした後では、発送方法によっては手間がかかってしまうのです。
匿名配送での対応の仕方
匿名配送が使えるのは、らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便です。■商品発送前
商品を発送していないならば、購入者が取引画面から変更できます。「お届け先」をタップして新しい届け先を入力、「変更する」をタップすればOKです。
■商品発送後
すでに商品を発送していて、その方法がネコポスならば、配送先住所の変更はできません。例えば引っ越しをした後で受け取ることができないならば、配送される住所の最寄りのヤマト営業所で受け取ることができます。その場合は「ヤマト運輸のお問い合わせフォーム」から購入者が依頼をします。
らくらくメルカリ便の宅急便コンパクトや宅急便ならば、購入者から直接「ヤマト運輸のお問い合わせフォーム」に連絡をします。変更には「送り状番号」が必要です。また発送された荷物の送り先を変更するのは「転送」の扱いになり、到着時に着払いとなるので注意してください。
ゆうゆうメルカリ便では、購入者がメルカリに問い合わせをします。その際、住所、氏名、電話番号の入力が必要です。
普通郵便での対応の仕方
■商品発送前普通郵便で送る予定で、まだ発送されていないならば、購入者が出品者に新しい届け先を取引メッセージで伝えます。
■商品発送後
商品を発送してしまったら出品者はどうすることもできません。購入者が郵便局に問い合わせをして、転送の手続きをします。
商品を購入した後でも送り先の変更は可能ですが、気付くのが遅くなると発送された後になるかもしれません。そうなると手間がかかってしまうので、購入するときに「どこに送ってもらうのか」も考えるとよさそうです。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。