絶対見るべき「秋ドラマ」4選! 『ラストマイル』制作陣が送る日曜劇場&衝撃の“托卵ドラマ”は必見

2024年11月から各局で「秋ドラマ」がスタートしますが、いろいろな作品があってどれを見たら良いか迷うところ。そこで、全てのドラマをチェックする元テレビ局スタッフが、厳選した4つのドラマの見どころと魅力を解説します。(サムネイル画像出典:『わたしの宝物』公式Webサイトより)

10月に入り、テレビ各局では「秋ドラマ」の放送がスタートします。各作品が初回放送のあらすじやPR動画を公開し、心待ちにしているファンも多いのではないでしょうか?

そこで、毎クール全てのドラマをチェックする元テレビ局スタッフの筆者が、オススメの秋ドラマを紹介。数多くの話題作の中から、厳選した4つの注目ドラマのあらすじと見どころを紹介します。

『ラストマイル』制作陣が作る『海に眠るダイヤモンド』に注目

まず1作目に紹介するのは、秋ドラマで1番の注目作である『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)です。
  毎クール話題作を放送し続ける日曜劇場の作品で、同枠で初主演の神木隆之介さんが主人公を演じます。10月20日の初回放送を皮切りに、毎週日曜の夜9時から放送予定です。

ドラマは、1955年から石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京が舞台。70年にわたる長い年月をこえる愛と友情、そして家族の絆を取り上げる壮大なヒューマンラブエンターテインメントとなります。

TBSの説明では、“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”となる戦後復興期から高度経済成長期と、“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”である現代を同時に描くことで、時代を超えた愛や希望を見られる作品になるとのことです。

そんな、『海に眠るダイヤモンド』ですが、制作スタッフにまず注目が集まっています。これまで、同局で放送したドラマ『アンナチュラル』『MIU404』を手掛けた脚本・野木亜紀子さん、塚原あゆ子監督、新井順子プロデューサーが制作。この布陣で制作している映画『ラストマイル』も現在大ヒット中です。

制作陣としては“間違いない”作品を手掛けてきた3人が関わることで、『海に眠るダイヤモンド』も大ヒットの期待がかかります。また、『ラストマイル』を楽しく見られた人は必見のドラマになるでしょう。

主演・神木隆之介の“一人二役”にも期待大!

制作陣が注目される『海に眠るダイヤモンド』ですが、日曜劇場作品らしく豪華な旬の俳優が勢ぞろいです。神木さん以外の出演者としては、斎藤工さん、杉咲花さん、池田エライザさん、土屋太鳳さん、清水尋也さんが出演。さらに、さだまさしさん、國村隼さん、沢村一樹さん、宮本信子さんなどベテラン俳優も参加予定です。
  何はなくとも注目は主演の神木さんで、今作では初挑戦となる一人二役を担当。1950年代の端島で生活する明るく真っすぐな性格の鉄平と、現代の東京で夢も希望もやる気もない無気力なホストの玲央を演じます。

神木さんといえば、NHKの連続テレビ小説『らんまん』、世界的にヒットした映画『ゴジラ-1.0』で主演を務め、どんな役でも演じられる実力を証明しました。今作では性格の違う2人を演じますが、どうやって表現するのか見どころです。
  また、ヒット中の『極悪女王』(Netflix)で、クセの強いキャラクターを演じた斎藤工さんにも注目。『海に眠るダイヤモンド』で演じる進平は、炭鉱員として働く鉄平の兄で頼りがいのある設定ながら、妻が亡くなったことを認められず帰りを待ち続ける男性。はかなさや弱さを表現することに定評のある斎藤さんの演技は必見です。

また、杉咲さんは主演作の『アンメット ある脳外科医の日記』(関西テレビ・フジテレビ系)、映画『朽ちないサクラ』と立て続けに演技力を見せつけた後なだけに、主演ではないものの光る演技に期待がかかります。

豪華な俳優陣と、ヒット作を生み続けるクリエイターが組み、作り上げられる『海に眠るダイヤモンド』。ドラマの詳細はまだ不明なものの、間違いなしの作品と言えるでしょう。
次ページ
ハードすぎる“托卵ドラマ”に超人気アイドルが出演!?
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『グラディエーターII』が「理想的な続編」になった5つのポイントを解説。一方で批判の声も上がる理由

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇

  • AIに負けない子の育て方

    「お得校」の中身に変化! 入り口偏差値と大学合格実績を比べるのはもう古い【最新中学受験事情】