「All About」ノートパソコンガイドの上倉賢が解説していきます。
(今回の質問)
パソコンの画面が汚いです。拭くときには何を使えばよいですか?
(回答)
パソコンは画面に限らず、使っていればさまざまな部品がどうしても汚れてしまいます。特に目立つのが画面で、適当に拭いている方も多いと思いますが、下手に拭くと画面が傷ついたりするので注意しましょう。画面の掃除方法を間違えると、とれない傷がついたり、ほかの部分の故障に影響する場合があります。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
柔らかい布で力を入れずに拭きましょう
画面を掃除する方法はいくつかありますが、乾いた木綿などのやわらかい布で力を入れずに拭くのが基本です。しかし、乾いている布で画面の表面を軽くなでているだけでは汚れは落ちないと思います。タッチ非対応ディスプレイを使用している場合におすすめの方法は、ゴミなどがついていない綿などのやわらかい布を水で濡らし、一般的な食器洗い用などの中性洗剤や普通の石鹸などを含ませて軽く泡立て、水が垂れない程度に絞って拭くこと。通常の汚れは、水や洗剤などの界面活性剤の効果で軽く拭くだけで落ちると思います。拭いた際に画面に水滴が残っていれば、乾いた柔らかい布で水分を拭き取ります。
タッチ対応ディスプレイの場合は、傷が付きにくいガラスなどが使われているので、多少乱暴に扱っても傷はつきにくいです。ただし丁寧に扱って悪いことはありません。同じように柔らかい布で汚れを丁寧に拭き取りましょう。
注意したいのは、しっかりと絞った布で拭くようにすること。十分に絞られていないとさまざまな隙間から水分が入ってしまいます。特にディスプレイと額縁部分には隙間があるので、そこから水分が入ると故障につながることも。また、画面上部に付いているWebカメラの周辺にもマイクの穴など隙間があります。このようなところからの水分の入り込みにも注意しましょう。
使用する布にも要注意。ティッシュペーパーはおすすめしません
拭き方と併せて、使用する布にも注意しましょう。ティッシュペーパーを使いたくなるかもしれませんが、原料が紙なので傷が付きやすいため要注意。特に乾いている状態は危ないので、水拭き後の水分の拭き取りでも使わない方が良いです。どれを使ったら良いか分からない場合、新しく購入する場合でおすすめなのが眼鏡ふきなどのガラス用の布。眼鏡などでも使える布なのでパソコンの画面拭きとしても安心して使えます。
今回紹介した掃除方法は画面だけでなく本体にも使えます。見た目は問題無さそうな本体もしばらく使用しているとかなり汚れているので、定期的にできる範囲で掃除をしましょう。
この記事の筆者:上倉 賢
PC(パソコン)のニュースサイトがほとんどなかった10数年以上も前から、個人でノートパソコンに関する情報をWebで発信し続けている。それをきっかけに、現在はノートパソコン専門ライターとして活躍。新聞や雑誌などでもノートパソコン選びの執筆を行っている。
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