「All About」ガイドで、調理家電に詳しいコヤマタカヒロが解説します。
(今回の質問)
炊飯器のコンセントをずっと挿しっぱなしです。電気代って結構かかっていますか?
(回答)
炊飯・保温をしていないときは、電気代はほとんどかかりません。
挿しっぱなしでも電気代にはほとんど影響ナシ
炊飯器は非常に電気代の高い家電の1つ。ただし、電気代のほとんどは炊飯時と保温時に発生します。電源を入れていないときの待機電力はというと、1Wh以下。コンセントを抜き差ししても節電効果はあまりありません。コンセントが抜き挿ししにくい位置にある場合は、挿しっぱなしでも電気代にはほとんど影響しません。
一方で前述のように、炊飯時には1000Wを超える電力を使って一気に加熱するため、電気代がかかります。さらに保温時にはご飯が美味しく食べられる温度をキープし続けるため、ここでも電気代がかかります。
省エネで使う2つの方法は?
炊飯器を省エネで使いたい場合の方法は2つあります。1つが、「エコ炊飯」モードを利用すること。炊飯時の消費電力を大幅に低減することができます。ただし、通常の炊飯モードと比べると、おいしさは低下する点に注意が必要です。
そしてもう1つが、保温機能を使わないこと。炊きたてを食べたらすぐにラップして冷凍庫へ。その後は食べる部分だけレンジで温めます。保温する時間にもよりますが、保温よりも冷凍の方が、消費電力を低減できるほか、ごはんをおいしく食べることができます。
All About ガイドがすすめる炊飯器:バーミキュラ「ライスポット RP23A-GY」
この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。