今回は、全国47都道府県居住の20歳以上の男女84万19人が選ぶ、都道府県版「住みここち」ランキングの中から、住まいの総合評価(居住満足度)に加えて、因子別に住みやすさを分析し、<騒音や騒々しさのなさ><閑静さ><治安の良さ>などの設問が大きく寄与している「静かさ治安」因子別に作成した「静かで治安がいいと思う」都道府県ランキングを紹介します。
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3位:鳥取県
3位は、鳥取県。中国地方の北東部に位置し、日本海に面しています。総務省統計局が2024年4月12日に公表した「人口推計(2023年10月1日現在)」によると、鳥取県の人口は53万7000人、日本で最も人口が少ない県でした。日本最大級の砂丘「鳥取砂丘」、砂で作られた彫刻などを展示する世界初の美術館「砂の美術館」、山陰海岸ユネスコ世界ジオパークのジオサイトの1つ「白兎(はくと)海岸」など、美しい自然に恵まれた人気観光スポットが点在しています。2位:島根県
2位は、島根県。中国地方の北部、日本海に面して鳥取県の隣に位置します。2023年10月1日時点の人口は65万人で、人口が少ない都道府県順では島根県に次いで2位でした。県庁所在地である松江市が県内で最も人口が多く、日本最古級の神社「出雲大社」がある出雲市が2位。日本に現存する12天守の1つ「松江城」や島根県を代表する景勝地「宍道湖(しんじこ)」、名湯で知られる「玉造温泉」など、歴史・文化遺産と自然に恵まれた観光スポットが人気です。1位:長野県
1位は、長野県。本州のほぼ中央に位置し、県の80%以上を山地の総面積が占める山岳県として知られています。「街の住みここち(都道府県)」ランキングでは、47都道府県中16位にランクイン。「静かで治安がいい」と思う自治体ランキングでは、八ヶ岳高原の麓(ふもと)に広がる諏訪郡原村(すわぐんはらむら)が1位を獲得するほか、上高井郡小布施町(かみたかいぐんおぶせまち)、北安曇郡松川村(きたあづみぐんまつかわむら)など、TOP10に3つの自治体がランクインするなど、閑静さや治安面で居住者からの高い支持を得ているエリアが多数存在しています。この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。