今回は、全国47都道府県居住の20歳以上の男女84万2238人が選ぶ、都道府県版「住みここち」ランキングの中から、住まいの総合評価(居住満足度)に加えて、因子別に住みやすさを分析し、「保育園、児童館等の充実度」「小中学校や塾の教育の充実度」「図書館等の公共施設の充実度」などの設問が大きく寄与している「行政サービス因子」別に作成したランキングを紹介します。
>100位までの全ランキング結果を見る
3位:愛知県長久手市
3位は、愛知県長久手(ながくて)市。「全国版・街の住みここち(自治体)」ランキングでは5位を獲得しています。名古屋市と自動車産業で有名な豊田市に隣接し、ベッドタウンとして発展。土地区画整理事業などによる新興住宅地が多く、愛知県内でも上位の人口増加率を誇ります。ショッピング施設や医療機関の充実と恵まれた自然環境、子育て世帯や高齢者向けの福祉サービスの充実が支持を得ています。
2位:長野県諏訪郡原村
2位は、長野県の諏訪郡原村(すわぐんはらむら)。「全国版・街の住みここち(自治体)」ランキングでは19位を獲得しています。「星降る里」とも呼ばれる、星が美しく見える場所として有名で、八ヶ岳をのぞむ豊かな自然環境に恵まれています。福祉医療なども充実し、ほかの因子別ランキングでは「静かさ治安」で1位、「物価・家賃が安い」で3位、「防災」で4位にランクインするなど、さまざまな項目で高い評価を得ています。
1位:長野県上高井郡小布施町
1位は、長野県の上高井郡小布施町(かみたかいぐんおぶせまち)。「全国版・街の住みここち(自治体)」ランキングでは111位ですが、「行政サービス」の項目が高く評価されています。半径2キロの円にほとんどの集落が入る長野県で一番小さな街で、年間を通じてさまざまなイベントが開催されるなど、活気のある地域の取り組みが行われています。浮世絵師・葛飾北斎が晩年を過ごした街であるほか、栗の名産地として知られ、歴史を感じる美しい街並みは観光客でにぎわいます。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。