All About ニュース編集部は8月5~6日の間、全国10〜70代の500人を対象に、「エアコンに関するアンケート」を実施しました。本記事では「高機能だと思うエアコンのメーカー」ランキングを紹介します。
さらに、調査で判明した結果について、「All About」デジタル・家電ガイドの安蔵靖志さんに解説してもらいました。
>5位までの全ランキング結果を見る
第2位:パナソニック(142票)
2位は、「パナソニック」でした!
1918年に松下電気器具製作所として松下幸之助によって創業されたパナソニック。本社を大阪に構えています。パナソニックの住宅設置用エアコンで有名なのが、「エオリア」シリーズ。さまざま有害物質に抑制効果を発揮するとされているパナソニック独自開発の「ナノイーX」技術をはじめ、自動フィルター掃除や吸気・排気の換気など、最新の機能が搭載されています。
アンケート回答では、「スマホから操作もできたり、ナノイーで乾燥しづらく、実際に使っていて満足してるから」(30代女性/大阪府)や、「スタンダードモデルもありますが、ハイスペックモデルになると、フィルタークリーニング機能や静穏性が重視機能も搭載されているので」(60代女性/山形県)といったコメントが寄せられていました。
第1位:ダイキン(253票)
1位には、「ダイキン」が選ばれました!
1924年に創業し、2024年に100周年を迎えた空調機メーカー・ダイキン。同社のエアコンは、「うるるとさらら」のCMでおなじみの「うるさらX」をはじめ、無給水加湿搭載の「うるさら mini」やデザインに優れた「risora」など、現代の住宅事情を考えたさまざまなモデルがラインアップされています。
自由回答を見ると、「ダイキンは業務用エアコンのシェアが大きく、空調専業メーカーだから」(30代男性/千葉県)や「いろいろな職場でエアコンを確認したが、ダイキンは信頼性、エアコンとしての能力が高いと思います」(50代男性/埼玉県)、「空調機で世界一のシェアなので」(40代男性/埼玉県)といったコメントがありました。
専門家は結果をこう見る!
今回の調査で判明した結果について、「All About」デジタル・家電ガイドの安蔵靖志さんに解説してもらいました。●安蔵さんのコメント
「国内大手メーカーのエアコンには、温度センサーで室内にいる人の温冷感を細やかにセンシングして風を吹き分ける機能や、室内機の熱交換器に付着させた氷を溶かして汚れを流す機能、フィルターを自動的に掃除する機能など、さまざまな機能が搭載されています。メーカーによってものづくりの方向性が異なったり、似たような機能でも名称が異なったりと、消費者にとってどのメーカーが高機能・高性能なのか分からないということもあるかもしれません。
そんな中でダイキン工業が1位に輝いたのは、外気中の水分を抽出して室内を加湿するダイキンならではの『無給水加湿(うるる加湿)』機能が大きく評価されたのではないかと思います。加湿器を使わなくても自動的に加湿してくれる機能は便利で、そこに大きな価値を見いだした人は多いのかもしれません。
もちろんダイキン工業が空調専業メーカーであること、空調事業の売上高の約85%が海外で占められているグローバル企業であることなども高機能のイメージを持たれる要因になっていると思います」
※コメントは全て原文ママです
この記事の回答者:安蔵靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。