日本に留学している外国人は、日本に対しどのような印象を抱いているのでしょうか。率直な意見を聞いてみました!
中国では当たり前なのに、日本には不足していると感じていること
まず、日本の好きなところや、便利だと思うものについて聞いてみると、「まず、トイレがきれいです。あとは、四季の景色もきれいだと思います」と回答してくれました。
一方で、日本で不便だと感じることを聞くと「現金払いが多いところ」とのこと。
一般社団法人・キャッシュレス推進協議会が発表した「キャッシュレス・ロードマップ 2023」によると、2021年時における世界主要国のキャッシュレス決済比率では、中国が83.8%だったのに対し、日本は32.5%で、その差は50%以上でした。日本でも、近年ではインバウンド需要の拡大も影響し、キャッシュレス決済に対応した店舗も首都圏を中心に増加しつつありますが、一方では現金しか使えない店舗も一定数あります。
Aさんは、ほかにも日本で不便を感じる点として「紙面のメール(郵便物)が多い」ことや、「飲食店の予約の流れがちょっとめんどくさい」といったことも話してくれました。
日本人は「本音」をあまり言わない?
また、日本と出身国を比較して異なっていると感じる点について聞いてみると「(人々の)考え方が違うと思います」と答えてくれました。日本人について、具体的には「連携(グループ主義)や、人と人の壁を作る傾向があると感じます。また、本音をあまり言わないという特徴があると思います」と回答。
日本での留学生活を楽しく過ごしているというAさんですが、出身国と比較して、日本で不便を感じることも少なくはないそうです。日本人としても、それぞれの国とのカルチャーギャップを学びながら、文化を共有し合えるような関係性を築いていきたいですね。