「正直、日本ってさ…」外国人に聞くぶっちゃけニッポン 第11回

「自分には困らないけど、観光客には不便だと思う」在住歴25年のタイ人男性が語る、日本の利点と不便さ

日本で生活する外国人は、日本ならでは生活文化や日本人に対し、どのような印象を抱いているのでしょうか。日本在住歴25年のタイ人男性に、日本での生活で感じていることを聞いてみました。

出入国在留管理庁によると、2023年に日本に入国した外国人のうち、タイ人は6番目に多い人口で98万1323人。前年と比較して412.1%増加しました。

日本に住む外国人は、日本に対して日々どんなことを感じ、生活をしているのでしょうか。また、出身国と日本を比較して異なっていると感じる点とは? 率直な意見を聞いてみました!

日本では「仕事に対する責任感、プロの意識」を感じる

タイ
お話をうかがった40代タイ人男性・Bさん(仮名)※画像提供:Bさん
今回、お話をうかがったのは日本に住む40代のタイ人男性・Bさん(仮名)。在住歴は25年で、日本に来たきっかけを尋ねると「日本の文部省(※当時)の専修学校の奨学金で来ました」と答えてくれました。専修学校とは、専門的な知識と技術を身につけるための学校で、1976年に新しい学校制度として創設された教育機関のことです。

Bさんに、日本と出身国を比較したとき、文化や慣習で異なっていると感じる点を聞いてみると、「接客の仕方。仕事に対する責任感、プロの意識」と答えてくれました。続けて、日本で好きなところや、便利だと感じる点については「交通の利便性が良いと感じます。また、ネットでの買い物や品ぞろえが良い点、コンビニも便利です」と回答。

さらに、「市役所の手続き」についても好意的な印象を持っているそうです。

「自分には困らないけど、観光客には不便だと思う」

一方で、日本において不便だと感じる点を聞いてみると「医療機関、病院、銀行、人気アーティストのコンサートのチケットの購入など、さまざまな局面で日本語しか通じないところはまだまだある」とのこと。

日本に住んで長いBさんは、「自分には困らないけど、観光客には不便だと思う」と続けてくれました。

日本政府観光局(JNTO)が6月19日に発表した、5月の訪日外客数は304万100人。3カ月連続で300万人を突破し、コロナ禍前の2019年同月と比較しても9.6%の増加となりました。インバウンド需要の拡大が顕著な2024年において、今後の外国人観光客への対応は喫緊の課題になりそうです。

Bさんが話してくれたように、観光施設だけでなく病院や福祉施設といった生活インフラも含めて、外国人がこれまで以上に安心して利用できるようなサービス、設備等の充実が求められそうですね。
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