東京にもついに梅雨がやってきました。そこで、雨の日や猛暑でも楽しめる屋内施設を、内容・充実度・アクセスなどあらゆる要素を盛り込んで、東京ガイドがセレクト!
今回は「知的な時間を過ごせるスポット」編。世界中から来館者が集まるホットな新スポットもランクインです。
>知的に過ごせる「東京インドアスポット18選」を見る
第3位:国立新美術館
巨大なガラスの壁でできたフォトジェニックな美術館として名高い六本木の国立新美術館。東京メトロ千代田線の乃木坂駅直結で、雨の日でも楽々アクセスできます。
最大12の展覧会を同時開催できる国内最大級の美術館は特定のコレクションを持たず、近現代美術を中心にさまざまな展覧会が開催されています。公募展が盛んに行われているので、「企画展を見に来たら、隣ですてきな公募展が入場無料で開催されていたので寄ってみた」という思いがけない出会いも楽しめます。
また館内には三つ星シェフとして名高いポール・ボキューズ氏の正統派フランス料理を気軽なスタイルで楽しめるブラッスリーをはじめ、4つのレストラン・カフェがオープン。企画展の内容とリンクしたメニューが登場するなど、まさに1日中いろいろな角度からアートを楽しめる空間となっています。
第2位:麻布台ヒルズ
約8.1ヘクタールという広大な敷地ながら、東京メトロ日比谷線の神谷町駅に直結し全ての建物が地下でつながっている、雨の日も強~い味方の麻布台ヒルズ。「街全体がミュージアム」というコンセプトを掲げていて、「麻布台ヒルズギャラリー」や、ギャラリーと連動しているカフェ、アートを見ながら食事が楽しめるギャラリーレストラン、集英社のマンガアートギャラリーなど、さまざまなスタイルで芸術を楽しめます。
中心的存在といえるのが「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」です。 開館からわずか1年で、世界160以上の国・地域から約230万人を動員したお台場のチームラボボーダレスが、人気はそのままに麻布台へ移転。ゲストはアート集団・チームラボが創り出す約50の作品群の中に入りこみ、自分が動くことで変化していく壮大なデジタルアートの世界に埋没していきます。
どこに焦点をあわせたらいいかわからなくなる空間。カメラには収まりきらないすごさをぜひ肉眼で!
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第1位:東京国立博物館
第1位は歴史、収蔵数、質、全てにおいて日本一の博物館・東京国立博物館でしょう! 最寄りのJR上野駅、鶯谷駅からは徒歩10分と決してアクセスがいいとはいえませんが、1度たどり着けば途方もなく貴重な芸術作品に1日中囲まれて過ごせる宝の山です。
博物館開館から150年間で受け継いできた収蔵品数は約12万件。このうち国宝は89件、重要文化財は650件(2024年4月時点)で、そのうち常時3000点が常時展示されています。
敷地内には日本美術を展示する本館や、東洋美術を展示する東洋館など6つの展示館が点在。「教科書で見たことある!」興奮モノの展示物が多く、中でも本館2階の「国宝室」には国宝が1点だけ展示(約1カ月ごとに展示変え)され、じっくりと鑑賞できる貴重な空間となっており、必見です。