「All About」白物・美容家電ガイドの田中真紀子が解説します。
(今回の質問)
ドライヤーのコードを本体に巻きつけているのですが、危ないでしょうか?
(回答)
危ないので、今すぐやめましょう。コードを何度も曲げると傷んだり断線しやすくなり、火花が散って火災ややけどのリスクが高まります。
出火するリスクが高まり危険
ドライヤーには長いコードがついているので、収納するときにジャマになりますよね。つい本体にぐるぐる巻きつけたくなる気持ちも分かりますが、危険ですのでやめましょう。毎回コードを巻きつけているとコードに無理な力がかかり、断線しやすくなります。そこにドライヤーのように大きい電力が流れると異常発熱してショートし、出火するリスクが高まるのです。また、コードを巻きつけた際に絡まったり、結び目ができたりしたのに、そのまま使ってしまう人もいるかもしれませんが、これも絶対にNG。コードに熱がたまって被膜が溶け、発火につながります。ほかにもコードを持ってドライヤーをぶら下げるなど、コードが傷むような使い方は避けましょう。
どのように収納すればよい?
収納の際は、コードを本体に巻きつけず、コード自体もきつく束ねないのがポイント。100円ショップには、コードを軽くまとめられる太めのクリップや、ドライヤーを収納してコードもサッとひっかけられるドライヤーホルダーなども売っていますので、コードの扱いに困っているなら試してみるといいかもしれません。私は以前、軽くまとめてトイレットペーパーの芯に入れるという方法をテレビで見て実践していましたが便利でした。今はドライヤーがちょうど収まる大きさの100円ショップのカゴにドライヤーごと入れていますが、コードが他のものに絡まったりすることなく、出し入れもラクなので、この状態で落ち着いています。
なお収納する際は、本体が十分に冷めてからコードをまとめ、湿気が少ないところに収納するようにしましょう。
All About ガイドがすすめるドライヤー:cado「baton」
おすすめポイント:「コードが360度回転するため、絡まりにくいです」(白物・美容家電ガイド 田中真紀子)
この記事の筆者:田中 真紀子
白物家電、美容家電の専門家兼ライターとして活躍。日々発売される新製品をチェックし、製品の紹介記事やレビュー記事を雑誌やWeb、新聞などで紹介している。日常的にも話題の新製品を使うことで、ライフスタイルに合わせた選び方や、上手な採り入れ方の提案も行っており、テレビ出演も多数。
白物家電、美容家電の専門家兼ライターとして活躍。日々発売される新製品をチェックし、製品の紹介記事やレビュー記事を雑誌やWeb、新聞などで紹介している。日常的にも話題の新製品を使うことで、ライフスタイルに合わせた選び方や、上手な採り入れ方の提案も行っており、テレビ出演も多数。