木村拓哉さんが主演するドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)が、4月25日より放送スタートしました。本作はテレビ朝日開局65周年記念作品で、木村さんがボディーガード役で出演した人気ドラマ『BG~身辺警護人~』(2020年、テレビ朝日系)のスタッフが再集結した完全オリジナル大作として注目を集めています。
第1話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第1話のあらすじ
橋づくりに情熱を燃やす大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部長・狩山陸(木村拓哉)は、東京都が心血を注ぐ一大プロジェクト「龍神大橋」の建設に従事。ある日、建設現場で大人数を巻き込む事故が発生。なぜ事故が起きたのか調べた狩山は、下請け業者が借金返済のため、海外製の安価なケーブルに切り替えていたことを突き止めます。
帝和建設再建のため省庁から送られてきていた社長・磯田典孝(小日向文世)は、人災であると知れれば大変なことになると動揺。帝和建設の社員8000人を救うため、狩山に事実を黙っておくように頭を下げます。それでは設計書のミスとされてしまい設計者としては到底受け入れられないと反論する狩山でしたが、磯田の提案を受け入れる苦渋の決断をします。
そんな狩山に下ったのは、執行猶予がつかない実刑1年6カ月。刑務所に収監された狩山のもとに、看護師長として働く妻・玲子(天海祐希)が訪ねて来ます。玲子は離婚届を持ち出すと、自身ががんを患っており出所する頃にはもうこの世にはいないと語り、狩山を絶句させます。仕事にまい進するあまり夫婦間にすれ違いが生まれていたことを思い知る狩山。狩山の冤罪(えんざい)を疑う玲子に事実を話すと、会社を守るためとはいえ「うそをついた」と叱責されます。
玲子との対話を経て考えを変えた狩山は、自身の弁護人である秋澤良人(斎藤工)に隠していた事実を語り、裁判のやり直しをしたいと申し出ます。しかし、磯田ら帝和建設側は狩山に罪を着せたままにするため、裏工作を開始。さらに、狩山が動き出したことを知った刑務所の区長・林一夫(上川隆也)は彼を監視している様子で――。
刑務所からの大逆転劇に期待
橋づくりに人生を賭けるあまり、夫婦のすれ違いにも気づかず、会社のために事実を隠蔽(いんぺい)し全責任をかぶることになった主人公の狩山。妻からの想像もしなかった告白を受けて心が変わり、自身の冤罪を晴らし事実を明るみにするためにどう闘っていくのか。狩山の考えが変わり覚悟を持っていくさまが描かれた第1話でした。
X(旧Twitter)では、「1話からメンタルくるタイプのドラマだった。苦しいなあ」「配役が豪華すぎる。小日向さんあやしいw」「色んな登場人物が絡み合ってくるんでしょうかね」「ほぼ四面楚歌の主人公がこれからどう渡り合うか楽しみ」「キムタクドラマだな」「キムタクのドラマって結局いつも面白いから好き」など多様なコメントが続出する中でも、今後に期待する声が多く寄せられています。
無実の罪を晴らす鍵となるのは、狩山が信頼する部下・南雲大樹(一ノ瀬颯)にこっそり託していた“決定的な証拠”。しかし南雲はすでに出世をちらつかされて磯田側に寝返っており……。一方、狩山のことを執拗(しつよう)に調べ続ける警視庁捜査一課の刑事・黒木正興(竹内涼真)が狩山にとってどんな存在になっていくのか気になるところ。狩山はどのようにして真実を明らかにしていくのか、今後の展開から目が離せません。
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。