「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが解説をしていきます。
(今回の質問)
メルカリのかんたん出品は商品説明が不要です。でも説明文がないと買う側は不安ではないですか?
(回答)
これまでのメルカリでは説明文が書かれていて、それを読むことで商品の詳細が分かっていました。そのため説明文がないと不安になる気持ちも理解できます。もし不安ならば、出品者に質問をすることもできますよ。
メルカリの「かんたん出品」とは?
かんたん出品は、写真(最低1枚)、商品名、カテゴリ、商品状態、販売価格を設定すれば出品ができてしまうという、手間がかからない出品方法です。また説明文を書いている時間がない場合は、いったん「かんたん出品」で出品をしておくのも良さそう。写真だけで商品の状態を理解して納得したユーザーが買ってくれることもあるでしょう。
商品説明がないと買う側は不安も……
出品者にとってかんたん出品は手間がかからないので便利ですが、購入側からすれば商品の情報が写真のみとなり、不安に感じてしまうもの。もちろん写真なら視覚的に伝えることができますが、中古品になると傷や汚れの他に使用期間などが気になるので、それは説明文として記載しないと分からない部分です。そして何より、説明文を読むと出品者の人柄が分かることもあるので、筆者自身は商品説明は意外と重要だと考えています。
かんたん出品をした商品でも、ユーザーからコメントをすることは可能。写真だけでは分からないことは、出品者に質問をしていきましょう。納得しないまま購入しても、あとになって出品者にクレームを言うのは筋違いになってしまうので、不明点は必ず購入前に解決しておくのがマナーです。
「商品の編集」で説明文は後から追加も可能
かんたん出品を利用した後でも、「商品を編集する」から説明文を追加することはできます。出品者も、あまりにも質問が多いと思ったら説明文を記載する場合もあるでしょう。
また、もともと後で説明文を記載しようと思っているパターンも考えられます。かんたん出品は“とりあえず”の方法として使われることもありますが、商品が気になっているユーザーから問い合わせをしていくことも必要かもしれません。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。