木村拓哉さん主演「希望と再生のヒューマンエンタメ大作」と銘打った本作は、大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部長として橋づくりに情熱を燃やす狩山陸(木村拓哉)が、ある事件をきっかけに刑務所に収容されてしまい、数々の困難を乗り越えながらその謎を解き明かしてゆくスリリングな物語。これまで木村さんが演じてきた華やかな役柄とはまたひと味違う、突然罪を着せられ刑務所内で苦悩するという重い主人公を演じます。
追加キャスト発表! 豪華俳優陣がステージを華やかに彩る
イベントで木村さんは「とてもすてきでぜいたくな共演者の皆さんと、この場に立てることを非常に光栄に思っております。これだけの(豪華な)方がそろってくださったので、自分のモチベーションは非常に高いままキープされています。全力、全霊で取り組んでいきますので、ぜひ皆さんに楽しんでいただけたらと思います」と意気込みを語りました。
共演者については「(竹内)涼真は、これまでの作品などを見て、体育会系の人なんだろうなと思っていましたが、ドンズバでした。1カット1カットに対する熱量がすごい。(山本)舞香ちゃんは、狩山の“希望の光”となるキャラクターなので、すごく存在感が大きいですね。(一ノ瀬)颯は、クランクインで地方へ行った時に涼真と3人でピザ屋さんに行って仲良くなって……。そうしたらある時、『今日から拓さんって呼ばせてください』と言われました(笑)。
上川(隆也)さんとは、またお会いできて光栄です。お会いするとうれしくなっちゃう方です。(斎藤)工さんは今までいろいろな作品でご一緒させていただいています。本番以外は常にほほ笑んでいるので、女性陣からするとたまらない現場だと思います(笑)。小日向(文世)さんは、出来上がりを見ると“すごいな!”と思わされる方。一方で、イタズラすると笑いながら慌ててくださる先輩なので、ちょいちょいイタズラもしています(笑)。天海(祐希)さんは、そばにいると感じさせてくれる温度とか匂いとか全部ひっくるめて“ありがとうございます!”という感じです」と話し、イベント会場を盛り上げました。
悪天候から一転! 奇跡の晴れ間を呼び、美しい虹に祝福されたクランクイン
クランクイン(撮影初日)当日は強風に加え、雨やひょうも降る悪天候に見舞われたそうです。しかし撮影は物語のカギとなる橋のシーン。そしてファーストカットの場所は、橋の側面の高所に設けられた足場! 途中、風速16メートルもの強雨風のため撮影が中断されるなど難しい環境の中、木村さんはためらうことなく足場に降り立ち、スタッフを鼓舞して撮影に挑みました。すると木村さんの思いが伝わったかのように空からは日が差し、奇跡的に橋のシーンを撮影することが可能に……! 壮大な自然の景色の中、迫力あるシーンを撮影することができました。そして夕方には美しい虹も出現し、キャスト・スタッフ一同、感無量のクランクインに。 刑務所の受刑者が着る服の衣装合わせでは「こんなにテンションの上がらない衣装合わせは初めてだな」と笑っていた木村さん。しかし「この衣装を身にまとう期間、狩山の中でどんな時間が流れていくのかな」と、ますます作品作りに意欲が湧いたそうです。
脚本は数々のヒット作を手掛けた井上由美子さん
今回本作の脚本を務めるのは『BG~身辺警護人~』シリーズ(テレビ朝日系/2018年、2020年放送)の脚本を務めた井上由美子さん。これまでに『白い巨塔』(フジテレビ系/2003年放送)や『緊急取調室』シリーズ(テレビ朝日系/2014年、2017年、2019年、2021年放送)など数々のヒット作を手掛け、木村拓哉さんとは『GOOD LUCK!!』(TBS系/2003年放送)や『エンジン』(フジテレビ系/2005年放送)でタッグを組んでいます。今回はどんな展開で私たちをワクワクさせてくれるのか、期待が高まりますね!
この記事の筆者:栗原なお
テレビ局関連会社の宣伝部でドラマの公式Webサイトなどの制作に携わる。その後、編集プロダクションやエンターテインメント専門誌の編集を担当。現在はライターとして、長年のマスコミ業界での経験を生かしたコラムの執筆をはじめ、取材やインタビュー活動も行う。