家電エバンジェリストで「All About」デジタル・家電ガイドの安蔵靖志が解説します。
(今回の質問)
洗濯機の寿命はどれくらいでしょうか? 買い替えのタイミングが分かりません。
(回答)
洗濯機の寿命は6~7年が目安です。購入から6年以上経過して壊れたら買い替え時でしょう。
6年後には修理用の部品がなくなってしまうかもしれません
家電製品の多くには、「家庭電気製品製造業における表示に関する公正競争規約及び施行規則」の第12条で「補修用性能部品の保有期間」というものが定められています。これは家電製品が故障した時に修理するため部品を家電メーカーが保有しなければならない期間のことです。もちろん、長年使われているポピュラーな部品であれば、10年以上経過していても修理できる可能性はあります。しかし、そうでない場合は「6年以上経過して故障したら買い替え」と思っていれば間違いありません。
頑丈そうなのに……洗濯機の部品保有期間が短いワケ
洗濯機は大型モーターによって洗濯槽を高速回転させる機械なので、かなり頑丈に作られており、10年以上故障せずに稼働する製品も多くあります。しかし、ほかの家電に比べてかなり酷使する家電なので、電気冷蔵庫やエアコンの「9年」、カラーテレビや電子レンジの「8年」に比べて比較的短めに設定されているのです。6~7年で壊れてしまったら不運に思われるかもしれませんが、そのくらいが寿命だと認識しておいてください。
All About ガイドがすすめる洗濯機:日立「BD-SG110JL」
この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。