こうした中で、公衆Wi-Fiを利用している人も多いことでしょう。コワーキングスペースやカフェ、ホテルの部屋やラウンジなどで利用できる公衆Wi-Fiサービスは、スマホのテザリングに比べて安定して高速通信ができることが多いです。そのため、月間の通信量が上限に達してしまう恐れがあるスマホのテザリングに比べると快適に利用できるように思えます。
しかし、公衆Wi-Fiサービスにはリスクもあるのはご存じでしょうか。公衆Wi-Fiサービスにはアクセスポイント(Wi-Fiルーター)までの通信が暗号化されていないものがあるだけでなく、暗号化されていた場合でもID(SSID)やパスワードが共通のものだとハッキングや情報漏えいのリスクが高まります。
公衆Wi-Fiサービスでもセキュリティを高めて安心して仕事をしたいという人には、VPN(仮想プライベートネットワーク)サービスがおすすめです。
VPNサービスを使えば海外でも安心!
VPNとは、スマホやパソコンなどの機器からVPNサーバを経由してメールサーバやWebサーバ、クラウドサービスなどに接続することで、VPNサーバまでの通信を丸ごと暗号化できるサービス。暗号化することで、安全性と匿名性を担保した上で、公衆Wi-Fiサービスなどを介してさまざまなネットサービスに接続できます。海外出張や海外旅行に頻繁に行く人には、VPNは特に有用。空港やホテル、街中で利用できる公衆Wi-Fiサービスは前述のようにセキュリティが脆弱(ぜいじゃく)な場合が多いので、VPNを利用することで安心してインターネットに接続できます。
海外利用の際に特に魅力的なのが、NetflixやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスを利用する場合。海外出張や旅行先で自分が利用している動画配信サービスを利用しようとアクセスしてみたけど、見たいコンテンツがない……そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。各種動画配信サービスはアクセス元のIPアドレスから利用している国や地域を判別し、その国や地域で許可しているコンテンツだけを視聴できるようになっています。ですが、VPNを利用して接続先を日本のVPNサーバにすることで接続元が日本になるため、日本でしか視聴できないコンテンツを視聴できるようになります。
「NordVPN」なら世界中のVPNサーバを利用できる
おすすめのVPNサービスの1つが、高いセキュリティと匿名性を両立しただけでなく、世界中のVPNサーバを利用できる「NordVPN」。世界61の国や地域に6000台以上のVPNサーバを設置しており、帯域幅の制限はありません。日本にも130台以上のVPNサーバがあり、好きな地域のサーバを選べます。
基本のVPNサービスに加えて、ダウンロードしたファイルからマルウェアを検出して自動的に削除する「マルウェア保護」機能、迷惑な広告やポップアップなどを排除する「トラッカーと広告ブロッカー」機能を備えた「スタンダードプラン」が2年プランだと月額510円(新春特別セール特別割引かつ2年間の総額で1万2240円)で利用できます。
そのほか、パソコンやスマホなどの間でパスワードを同期できる「パスワード管理アプリ」、パスワードやクレジットカード情報などの個人情報流出状況を確認できる「情報漏えいスキャナー」機能が付いた「プラスプラン」は月額670円(同1万6080円)。それに加えて「次世代のファイル暗号化」機能、1TBの「クラウドストレージ」機能も利用できる「コンプリートプラン」は月額830円(同1万9920円)です。スタンダードプランでも十分に高いセキュリティと利便性ですが、クラウドストレージまで利用できるコンプリートプランはお得に感じられます。
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NordVPN