永野芽郁さん、山田裕貴さんが共演するドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)。初回から号泣必至の話題作が、第2話でもさらに涙を誘う展開に。ストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
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第2話のあらすじ
太陽(山田裕貴)の命を救う代償に、心の入り口となる五感を差し出すと決めた雨(永野芽郁)。あと14日で味覚が失われることを“あの世からの案内人”日下(斎藤工)が告げる一方、もう1人の案内人・千秋(松本若菜)は、「1人で乗り越えられるほど簡単なことではない」と太陽に話すよう諭します。しかし雨は、真実を知れば太陽は自分を責めてしまうといって拒否。
太陽を見舞った雨は、彼の妹・春陽(出口夏希)が差し入れたマカロンをもらいます。マカロンは、パティシエの面接試験で上京する直前、太陽にもらった思い出のお菓子。当時、太陽が言い渋ったお菓子言葉「あなたは特別な人」という意味を祖母・雪乃(余貴美子)から聞いて以来、恋と夢の味がする大切なお菓子でした。
味覚を失うまでの時間で食べ歩きをしていた雨は、マカロンを買いに立ち寄った店で、かつての上司である有名パティシエの田島に再会。逃げるように辞めたことを謝る雨に、田島は「夢を諦めるのはまだ早い」とその才能を認めている発言をします。しかし、味覚を失えばお菓子は作れなくなる――。
一方、太陽は過去に母を亡くした火事が自分のせいだったという事実を知り、花火師になる資格はないと悔恨。そんな太陽に「くじけたら許さない。私は逃げないで最後まであがく」と言い募る雨。雨は雪乃に母・霞美(真飛聖)の居場所を問い、手作りのマカロンを渡しに訪れます。
母に褒められたお菓子で、いつか母を笑顔にしたい――それがパティシエを目指した理由。「あなたは特別な人」という意味が込められたマカロンは、雨への虐待を悔いて立ち直ろうと努力していた霞美の心にも届きます。その様子を見守っていた太陽は、父・陽平(遠藤憲一)に改めて花火づくりを教えてもらうよう頭を下げ、「何があってもくじけるな」と喝を入れられるのでした。
雨は残された時間でマカロンを作り、太陽を呼び出します。おいしいとほおばりながら、雨にも食べるよう差し出す太陽。その手からマカロンを口にした雨でしたが、もう何も感じず――。涙をこぼす雨を心配する太陽に、美味しすぎて自画自賛で泣いたと強がる雨。そんな雨をけげんに思い、別れてすぐ引き返した太陽は、“あの世からの案内人”の2人と遭遇し――。
あと1秒が間に合わず……恋と夢の味が永遠に失われる
雨と霞美の会話、霞美と雪乃の母娘の会話、そして太陽が母を亡くした過去を起点にした父・陽平との会話。味覚を失くし“夢”を失う雨に背中を押され、“夢”への道を再び取り戻した太陽。それぞれの会話と物語に胸を打つせりふが満載で、初回同様に号泣必至だった第2話。「いつ失うとも分からない1分1秒を大切に必死に生きろ」と全力で訴えかけられているように感じました。
X(旧Twitter)では、「あと1秒間に合わなかったマカロンの味…切なすぎる」「2話ですでに悲しすぎるんだが」「五感を失うのはやっぱりおぞましすぎる…死との境目すらわからない状態?」「太陽くんの過去もしんどい。雨が身代わりになったの知ったら絶望するぞ」「太陽くんが作った花火を見てほしいのでどうか視覚だけはタイムリミットまでに間に合ってください」などの悲痛な叫びが飛び交っています。
第3話は「初恋の想い出」。味覚とともにパティシエになるという夢も永遠に失われたことを痛感する雨は、次に失われるのは嗅覚だと告げられます。視覚や聴覚でないことにホッとする雨に対し日下は、嗅覚はただ匂いを感じるだけではなくもっと大切な意味があると告げ――。「長崎ランタンフェスティバル」の名物「恋ランタン」がキーアイテムになる模様。日下の不穏な言葉の意味とは一体……? 太陽と雨の切なすぎる恋の進展を見守るしかありません。
『君が心をくれたから』あらすじバックナンバー
・第1話
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。