10万円や100万円はともかく、1000万円を貯めるとなると簡単なことではありません。貯められた人は、どのような目標を立て、実行したのか気になりますよね。節約するに当たって、どのような心持ちでいればいいかが気になる人もいるようです。
1000万円を貯めるために、具体的に何をして、何をやめたのか。All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、46歳男性のケースを紹介します。
回答者のプロフィール
回答者本人:46歳男性
家族構成:既婚(子どもなし)
居住地:東京都
職種:製造業
現在の年収:480万円
現在の貯蓄額:1000万円
40代で貯金1000万円ある人の割合は?
ちなみに40代で貯金が1000万円ある人は、どのくらいの割合いるのでしょうか。金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、株式などを含めた金融資産保有額で、1000万円以上1500万円未満の人の割合は、全体では1人暮らしの人で7.3%、2人世帯以上で10.8%でした。
年代別で見ると、40代は1人暮らしの人で12.0%、2人世帯以上で10.0%となっています。
<出典>
・「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
・「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
期限を決めると目標に集中して取り組めます
回答者は貯金を始める際に「5年で1000万円貯める」という目標を立てたのだそう。「期限を決めると目標に集中して取り組めますし、モチベーションも向上するので5年という期限を決めました、おかげで1000万円が貯まるまでは一切無駄使いせずに貯蓄のみに集中できたので我ながら良い目標設定だったなと思いました」と話しています。3~5年ほどで貯金が1000万円に達したそうです。
外食や洋服の購入、旅行を大幅に減らした
1000万円貯めるために「やめたこと」を聞くと「外食や洋服の購入、旅行のペースを大幅に減らしただけでした」とのこと。
「今まで行ってきた事をやめてしまうとストレスに感じてしまい1000万円貯めなくても良いや!とヤケを起こしてしまい目標達成に繋がらないと感じたので、外食や洋服の購入や旅行に行くペースを大幅に減らすということだけにしました。おかげで数年に1度外食や洋服の購入、旅行をする事がご褒美感覚に思え、良い相乗効果が生まれました」と、ストレスを貯めないように注意したそうです。
自宅での生活レベルは下げたくない
1000万円を貯めるために具体的に行ったことを聞くと「自宅での生活レベルは下げたくないという考えなので、自宅での食事や生活スタイルは一切変えませんでした」と語る男性。
「しかし生活するうえで外食や洋服の購入や旅行は絶対に必要か?と自身に問いかけたところ、さほど重要性の高い事柄ではないという結論が出ました。頻繁に外食をしなくても生活には困りませんし、洋服を頻繁に購入しなくても生活に支障はありません。旅行も頻繁に行かなくても生活には支障が出ないので」と、本当に必要なことかを自分に問いかけたそうです。
1000万円達成! その後は……
貯まったお金の使い道について伺うと「1000万円は4年で貯まりましたが1000万円貯まると2000万円貯めたいという欲が出てしまい、結局また同じ方法で2000万円貯めるという目標を作り貯めています」とのこと。貯蓄生活をそのまま続けているようです。
おすすめの節約術は「自身に本気で問い掛ける」
おすすめの節約術を聞くと「外食や洋服の購入や旅行の回数を大幅に減らす事です。実際にこの節約術で私は4年で1000万円貯まりましたし、自宅での生活レベルを下げる事なくできるので想像以上に楽な気持ちで実践できるので世間の皆様にはオススメしたいです」と語る男性。
さらに「自身に本気で問い掛けてみて下さい!本当に外食しないとヤバい?本当に洋服を購入しないとヤバい?本当に旅行に行かないとヤバい?と、こう問い掛けるとイヤ、別に外食しなくても洋服買わなくても旅行行かなくても多少ストレスを感じるだけで生活には支障はないな、という結論に達するはずです、あらゆる節約術を実践し上手くいかず悩んでいる方やこれから節約をしたいと考えている方は是非とも以上の節約術を実践してみてください」と話してくれました。
※回答者のコメントは原文ママです
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。