「あん?」って睨まれた! 暴言、暴力、無視……共感必至の思春期エピソード、目からうろこの対処法も

All About ニュース編集部では、子どもを持つ全国の男女に思春期に関するアンケートを実施。子どもの思春期・反抗期にまつわるエピソードを募集したところ、たくさんのコメントが寄せられました。集まったエピソードの中から共感できる&参考になる声をご紹介!

「うん」しか言わない、「あん?」とにらむ……それ、思春期の典型的な症状です
「うん?」しか言わない……親子の思春期エピソードを紹介

多くの保護者が子どもの成長段階で必ず訪れる思春期・反抗期について悩みを抱えていることと思います。All About ニュース編集部が実施した「子どもの思春期・反抗期」に関するアンケートに寄せられたコメントから、参考になるエピソードを抜粋してご紹介します。

 

共感しかない? 反抗的な態度や口答え、暴言や暴力、無視

思春期(反抗期)に子どもの「どんな言動があったか」という質問に対する回答がこちら。

思春期アンケート
「子どもの思春期・反抗期」に関するアンケート ※重複回答可

実際にどんな言動があったのか、集まったコメントの中からご紹介します。
 

「何か質問しても中学生男子は『うん』と答えるだけで、イエスかノーか、どっちの意味なのかがとにかく分かりにくく、何度も質問する羽目になってしまう。質問しないとあとでお互い食い違いでケンカになってしまうし……(41歳女性/海外)」
 

「息子の父親に対する言動がいちいち反抗的で、父親が注意すると『あん?』と言ってすごい顔で睨みます(44歳女性/熊本県)」
 

「ほとんどしゃべらないのに、口を開くと、うるさい! ほっといて! 親なんていなくていい! 友達だけでいい! など日々、暴言の連続でした(67歳男性/広島県)」
 

「とにかくよく物に当たるなどして反抗を表現(?)していました(53歳女性/島根県)」
 

コミュニケーション不可能系、反抗的態度のトゲトゲ系、暴言・暴力系、モノに当たる系など、いずれも典型的な症状ですね。経験した保護者であれば、どれかに心当たりがあるのではないでしょうか。

>思春期はいつ頃始まった?
 

取り扱いに難航……思春期(反抗期)の子どもにどう対処した?

子どものこうしたさまざまな言動に、皆さんどのように対処していたのでしょうか? アンケートではこのような結果となっています。

思春期アンケート
「子どもの思春期・反抗期」に関するアンケート ※重複回答可

「親の話はうざいのだろうなと思い、こちらからはあまり話しかけないようにしましたが、娘が話したい時は真剣に耳を傾けるようにしました。娘が何を考えているのかしっかり受け止めてあげるように心がけました(54歳女性/群馬県)」
 

「娘の生活の仕方(部屋が散らかっている、夜お風呂に入らない、一人で食事する、生活リズムが整わないなど)が気になり声をかけた際、『お母さんは黙って応援してくれればいいの!』と怒られました。自分で考えて頑張っていることは分かっていたので、ただ応援してほしいのだと分かったのがよかったです(49歳女性/東京都)」

 

「家族に理由なく腹を立ててしまうときは、自室に行って気分転換をしている様子だったので、こちらはそっとしておくだけ。ずいぶん冷静な反抗期でした(43歳女性/東京都)」
 

「息子がモノに当たり散らすので、壁に穴が開いたときは『あらあら……』と言いながら写真立てなどで塞ぎました。本心は腹が立っていましたが、こちらも怒りの反応を見せたら収まらないと思い平静を装っていました(44歳女性/熊本県)」
 

「日々の予定や必要事項を話さない息子にイライラし全部放棄したい気分でした。『母はあなたのために仕事や家事をしている、あなたは仕事を依頼していると考えて必要最低限のことは伝えなさい』とだけ伝えてやり過ごしました(54歳女性/東京都)」
 

「長男の反抗期でストレスがたまったときはみんなでオヤツを食べてリセットするなど、険悪な時間が長く続かないように工夫しました。落ち着くまでに波はありましたが、その時の工夫は今の次男の反抗期に役立っています(37歳女性/兵庫県)」


集まったコメントからは、静かに見守ったり我慢したり、それぞれのやり方で皆さん試行錯誤しながら向き合っている様子が分かりました。
 

>思春期はいつきた? どのぐらい続いた?
 

親に対しては容赦なく感情をぶつけてくる子どもたち。心身共に発達途上で揺らぐ思春期は子ども自身もストレスがたまりますが、1番近くで受け止めなければならない親も同じくらい厳しい時期。投げ出したり諦めたりせず、ほどよい距離感でやり過ごしたいですね。
 

この記事の筆者:古田 綾子
雑誌・Webメディアの編集者を経てフリーランスライター。2児の母。子どもの受験をきっかけに教育分野に注力。自らの経験に基づいた保護者視点で、教育界の生の声やリアルな体験談などを取材・執筆。

 

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