Appleは9月14日、モバイル端末向けの最新OS「iOS 10」をリリースしたが、一部ユーザーから「アップデートに失敗した」といった声が挙がっている。OTA(PCに接続せず、無線を使うこと)でのアップデートでトラブルが多いとみられる。

 

ITmedia ニュースによると、Appleは複数の米メディアに対し声明文を送っており、「(iOS 10の)リリース直後、アップデートプロセスで少数のユーザーに影響を与える問題が発生した。この問題はすぐに解決した。影響を被ったユーザーに謝罪する。問題が起きたユーザーは、端末をiTunesに接続してアップデートを完了させるか、AppleCareに連絡してほしい」と述べているという。

 

これからiOS10にアップデートをする場合は、開始前にバックアップをとり、iTunesでのアップデートを試みたいところだ。iTunesでのアップデートのメリットと、アップデートの方法について、ITライターの島田祥輔氏がAll Aboutで解説している。

 

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iTunesでアップデートするメリットは2つ

島田氏によると、iOSのアップデートはiPhone単独でできるが、モバイル通信(携帯電話用の電波)を使うので、かなり時間がかかるという。また、通信が不安定になるとダウンロードが中断され、その結果不具合が生じる可能性もあると島田氏は説明する。

 

一方、iTunes経由でiOSをアップデートできるが、これには2つのメリットがあると島田氏は述べる。

 

(1)回線が途切れる心配がない

モバイル通信は周囲の通信状況に影響されやすく、電波が途切れる場合もある。家のパソコンで有線接続しているのなら、通信が途切れる可能性は少ない。

 

(2)iPhoneの空き容量が少なくてもいい

iOSの更新では、数GBにもおよぶデータをダウンロードする。空き容量が足りないという事態もあり得るが、iTunesを使えば、少ない空き容量でもiOSを更新できる。

 

更新の前にはバックアップを

iPhoneに限らず、OSのアップデートにはデータ消失など、トラブルが発生しやすくなると島田氏は指摘し、「必ず事前にバックアップを作成しておきましょう」と呼び掛ける。

 

また、新しいiOSに対応したiTunesの新しいバージョンが配布されている場合もあるので、まずはiTunesを更新することを島田氏は勧めている。

 

iOSのダウンロード・更新方法

iPhoneを例に手順を紹介するが、やり方はiPadやiPod touchなどでも同様という。

 

パソコンにiPhoneをつなげる。Wi-Fiでつなげる方法もあるが、途中で通信が途切れる可能性もあるため、USBケーブルでつなげるのが確実と島田氏は述べる。iOSの最新バージョンがある場合には、アップデートするか否かの確認画面が表示されるので[ダウンロードして更新]をクリックする。

 

確認画面が表示されなかったら、iTunes左上のiPhoneのアイコンをクリックしてデバイスを選び、[概要]内の[アップデートを確認]をクリック。

 

ダウンロードできるiOSがある場合表示される[ダウンロードしてアップデート]をクリックすると、ダウンロードが始まる。

  

島田氏によると、ダウンロードにかかる時間は、通信環境やAppleのサーバー状況によって大きく変わるという。特に、最新バージョンの配布直後は世界中からダウンロードが殺到するため、1時間以上かかることもあるという。あまりに時間がかかりそうなときは、後日に改めることを島田氏は勧めている。

 

iOSのダウンロードが終わると、次はiPhone更新の作業となるという。

 

アップデートした後は

アップデートが終わったら、まずはメールの設定や写真など、大切なデータがちゃんと残っているか確認するよう、島田氏は述べている。設定が初期状態に戻っていたり、データが消えていたりといった不具合が見つかったら、作成したバックアップから復元することを勧めている。

 

また、多くのアプリが新しいiOSに対応したバージョンを配布しているという。新しいiOSに合わせて修正されている場合があるので、必ずアプリもアップデートしてほしいと島田氏は述べている。

 

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