ここ数年キャンプがブームになっており、よりラグジュアリーに楽しめる「グランピング」や、ベランダでキャンプ気分を味わう「ベランピング」など、さまざまな楽しみ方ができるようになっています。そんな中で最近注目度が高まっているのが「ポータブル電源」です。
ポータブル電源とは、アウトドアなどさまざまな場所で家電製品を使えるようにする蓄電池のこと。スマホなどを充電できる「ポータブルバッテリー」と混同されがちですが、コンセントに挿して使う家電を動かせるのが大きな違いです。
そこで今回はJackery Japanが発表した、大容量ポータブル電源「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」とソーラーパネルのセット商品である「Jackery Solar Generator 1000 Plus」を紹介します。
今回特に注目したいのが、新シリーズとして2023年6月に発表された「Jackery ポータブル電源 Plus」シリーズです。Plusシリーズは従来の「三元系リチウムイオン電池」に比べて長寿命な「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用しており、軽くて持ち運びしやすいためアウトドアの持ち運びに便利な「Pro」シリーズと、長寿命で防災や業務用途に向く「Plus」シリーズと、目的や用途に応じて選べるようになりました。
高出力&大容量な「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」
Jackeryポータブル電源1000Plusは定格出力2000Wと、かなり高出力なモデルです。2000Wにもなると、1200Wのヘアドライヤーと800Wの電気ケトルを同時に使うといったことも可能です。容量は1264Whで、定格出力100Wの家電製品なら12時間以上の連続駆動が可能です。
セットになっているJackery SolarSaga 100を接続すると、太陽光で充電しながら使えるため、より使用時間を延ばすことができます。ACコンセントからの充電だと約1.7時間で満充電できますが、ソーラーパネル(200W)を4枚使って充電すると約2時間で満充電できるとのことです。
200Wソーラーパネル1枚だと単純計算で9時間かかりますが、キャンプや車中泊などのアウトドアライフ、防災用途などさまざまな場所で活躍しそうです。
スマホアプリで稼働状況を確認できる
Plusシリーズはスマホアプリにも対応しています。遠隔操作で端子ごとに電源をオン/オフしたり、電源の使用状況やソーラーパネルによる充電状況なども確認できます。個人での使用はもちろんのこと、企業がイベントなどに活用する場合に電源状況を遠隔で確認できて便利そうです。
電源容量を拡張すれば、より幅広いニーズに対応
特に防災用途や電力を自給自足する「オフグリッド」などの用途で使いたい人に注目してほしいのが、電源容量を拡張できることです。
Jackery Japanの発表会では、兄弟モデルの「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」や拡張バッテリーを複数台組み合わせて200V駆動の家庭用サウナを動かすというデモも行われていました。Jackery ポータブル電源 2000 Plusの場合、別売の「Jackery Connector」を使って並列接続することでエアコンなど200V電源の家電製品も動かせるとのことです。
コンテナハウスでオフグリッド生活をしたいという人や、電源のないところで展示会やデモを実施したいという企業であれば、こういった用途にも注目したいところですね。
【関連リンク】
・Jackery ポータブル電源 1000 Plus