メルカリの「値下げ交渉」で出品者に“非常識”と思われない交渉テク

メルカリで「値下げ交渉」をする際、どのくらいの下げ幅なら失礼にならないのでしょうか。常識的と思われるメルカリの値下げ交渉の範囲について解説していきます。

出品者に非常識と思われない値下げ交渉のテクニック

メルカリで頻繁に行われる値下げ交渉ですが、いざ出品者にコメントをするとなると、どのくらいの金額を提示すると良いのか悩むこともあります。相手に失礼にならないような、常識的な範囲が好ましいのですが、その判断は難しいもの。そこでこの記事では、メルカリの値下げ交渉時に常識的と思われる範囲を解説していきます。
 

1割程度の値下げで打診をしてみる

値下げ交渉をする場合には、1割程度が妥当だと筆者は考えています。もちろん、商品によって異なるので、必ずしも1割というわけではありませんが、1割ほどの値下げであれば出品者もある程度予測しているのではないかと思うからです。
 

2割になると、ちょっと値下げ幅が大きいなと筆者は感じてしまいます。例えば3000円で出品している商品なら600円の値下げです。送料や販売手数料のことも考えると、さすがに2割は……と思ってしまうのです。
 

高額商品と値段が安い商品の1割は感覚が異なる

同じ1割でも、金額が違うと受け止め方が大きく変わる

1割程度が許容範囲と言っても、実は販売価格によって受け止め方が異なります。例えば、5万円の商品を1割値下げすると4万5000円で、値下げ金額は5000円。1000円の商品は900円となり、値下げ金額は100円です。
 

5000円と100円では感覚的に大きな違いがあるのは事実でしょう。出品者からしても「5000円も値下げするのか」と感じてしまうのではないでしょうか。一方100円の値下げならば、受け入れやすいように思います。割合は同じだとしても、金額の大小が値下げに大きな影響を与えてしまうのです。
 

キリがよい価格で提示する

例えば販売価格が2800円の商品を2500円まで下げてもらうような、きりがよい数字を使うこともあります。2200円を2000円に、7000円を6500円にという感じです。またメルカリでは販売手数料を考えて、3333円のようにゾロ目にすることもあり、これもきりのよい3000円で交渉されることもあります。
 

出品者としては、販売手数料を引いて3000円にしたい気持ちと、値下げ交渉の末に3000円になるかなという推測もあるので、個人差はありますが、想定内の金額といえるでしょう。
 

あえて大きな下げを依頼する理由は?

値下げ交渉で、あえて割合を大きくして金額を提示してくる購入希望者もいます。例えば3000円の商品を2000円にしてください、といった内容です。割合にすると3割を超えるので、出品者としてもちょっと無理と思ってしまうでしょう。
 

おそらく値下げ交渉をしてきたユーザーも、この金額でOKになるとは考えていないと思います。ではなぜ無謀な提示をするのかというと、本当の希望金額があるからです。3000円の商品を2500円で買いたいと思った時、2000円を提示するとダメでも、2500円ならOKになることを期待しています。
 

出品者としても、2000円はダメでも、間を取って2500円なら……と思うかもしれません。しかも出品者から、「2000円では無理ですが、2500円なら値下げします」という提案がされることもあるのです。コメントをしたユーザーは、このような出品者からの提案を待っていることもあります。だからこそ、ちょっと難しい値下げ交渉をするというわけです。
 

ただし、このような大幅な値下げの依頼は、出品者によって捉え方が異なります。当然、失礼だなと思われて、値下げ交渉が決裂する場合もあります。
 

非常識と思われるかどうかは言葉遣いでも違う

値下げ交渉で相手に非常識と思われてしまうのは、価格だけではありません。言葉遣いでも出品者に不信感を与えてしまうことがあるのです。
 

最も嫌がられるのは「ため口」です。「300円引きでどう?」「値下げ可能?」は、見ず知らずの出品者に対する言葉遣いではないですよね。また「2800円にしてくれたら買います」という上から目線のコメントにも、出品者はカチンと来るもの。いくら駆け引きがあると言っても、やはり常識を持った接し方は求められます。相手は友達ではないことを忘れないようにしたいものです。

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