キャンパーにとっては必需品、でもキャンプに無縁な人にとっては、なかなか手が出ないのがポータブル電源。防災士の資格を持つ筆者の元には「ポータブル電源は持っておいたほうがいいでしょうか?」とよく相談が寄せられます。
筆者はシンプルライフを研究しつつ防災士としても活動しており、家ではポータブル電源がフル稼働しています。今回は、BLUETTIから新しく発売されたAC180ポータブル電源ステーションを実際に使ってみた感想をリポートしたいと思います。
キャンプや車の中で使う
わが家では、普段の車移動の際にポータブル電源が大活躍しています。週末になると、車の後部スペースに本商品を乗せて、子どもたちが習っているサッカーの試合観戦へ行きます。
集合時間から最初の試合開始までに1時間は待ち時間が発生するので、その間にパソコンを開いて仕事をしたり、家で使っているコーヒーメーカーを持ち込んで、おいしいコーヒーを飲んだり、読書をしたりするのが私たち夫婦の週末の過ごし方。家の外でも家の中と同じ環境を作り出すことで、とても穏やかで有意義な時間を過ごすことができます。
ある日の例を挙げると、ポータブル電源にパソコン、ポケットWi-Fi、スマートフォン2台、子どもが使うタブレット、ワイヤレスイヤホン、コーヒーメーカーの7つが接続されていました。
AC180なら4個のAC出力ポートと5個のUSBポート(USB-C:1個、USB-A:4個)があるので、この程度の家電なら楽々使用することができます。
家の中で使う
わが家では家の中でもポータブル電源が活躍しています。本商品は見た目がスタイリッシュで色も落ち着いたマットな黒なので、家の中に置いてあっても悪目立ちしません。
実はわが家はシンプルライフを極めようとするあまり、便利に使える家電が多くあります。電気調理鍋なんて3つも持っています。その結果、朝の忙しい時間帯に家族がそれぞれ自由に家電を使うと、ブレーカーが落ちることがたびたびありました。
そこで、家の中にある家電を調べてみたところ
・コーヒーメーカー:1200W
・オーブンレンジ:1420W
・オートクッカー:1290W
・ヘアドライヤー:1400W
と、キッチンで使うものを中心に消費電力が大きいということが判明。そこで、このポータブル電源をキッチンに置き、高電力が必要な家電につなぐことにしました。
キッチンでの活用方法
現在は冷蔵庫の横に2台並べてポータブル電源を設置しています。棚の上に家電を置いて接続することで、これらを同時使用しても家のブレーカーが落ちることがなくなり、非常に快適に使えるようになりました。
実際に使い続けていると、充電時の静音性が高いのがこの商品の魅力だと感じます。
また、スマホから本体の充電状況が確認でき、自分好みに電力使用方法を最適化することもできます。
わが家は夫婦ろそって在宅ワークのため、2人ともリビングで向かい合って仕事をしています。どちらかが常にオンライン会議をしている状態なので、2人ともワイヤレスイヤホンがフル稼働。お昼休憩の短い時間にイヤホンを慌てて充電する、という毎日です。
本商品は専用のスマ―トフォンアプリから「高速」モードを選べるので、イヤホンの急速充電ができて本当に助かっています。
あると便利なポータブル電源。ただ、何かあったときにポータブル電源自体が充電されていない、なんてことがあると、そもそも持っている意味がありません。でも、わが家のように普段から家の中で使っていれば、常に充電しておく癖がつくので、突然の災害時にも慌てることがなくなります。日常的に使うことでいつでもフル充電の安心感を「仕組み」として取り入れてみてはいかがでしょうか。
災害時やキャンプに加えて家の中でも車でも、いつもの暮らしをそのままに。そんな生活を実現してくれるのが、ポータブル電源です。AC180でぜひ体感してもらえたら、と思います。
【関連リンク】
・AC180ポータブル電源ステーション