2020年1月31日に誕生した、サンリオ初のキャラクターユニット「はぴだんぶい」。1980年代から1990年代に活躍した、男の子6キャラクターからなる「はぴだんぶい」は、結成当初からじわじわと人気を集め、今や注目の人気ユニットに。4月11日から投票がスタートした「2023年サンリオキャラクター大賞」での各キャラクターの順位も気になるところ。
では、「はぴだんぶい」はなぜ人気なのか、世代を超えた人気の理由に迫ります!
「はぴだんぶい」は、キャリア30年以上のベテラン集団!
昭和から平成に誕生し、人気を集めたサンリオの男の子6キャラクターからなるユニット「はぴだんぶい」。メンバーは、キャリア年数が最も長い、1979年デビューの「タキシードサム」をはじめ、1番浅くて1993年デビューの「バッドばつ丸」と、サンリオキャラクター界におけるキャリアが30年以上のベテラン勢がそろっています。
1991年からサンリオキャラクター大賞1位を5年連続で獲得した「ポチャッコ」など、デビュー当初は輝かしい功績を残して人気を集めていた彼らも、2000年代に入ると「シナモロール」「クロミ」「ぐでたま」など新キャラクターに押されて、徐々に人気も下火に。新商品がほとんど世に出ない、という時期もありました。
ところが、昨今の“懐かし”ブームの影響か、じわじわと各メンバーの人気が再燃。2019年の「サンリオキャラクター大賞」では、「ポチャッコ」が5位、「タキシードサム」が10位にランクインするなど、人気復活を世に知らしめたのでした。
ユニット名のコンセプトが刺さる……彼らだからこそ伝わること
サンリオによると、「はぴだんぶい」というユニット名には、「ハッピーになりたい男子たち、V字回復をねらう」という意味が込められているのだそう。「はぴだんぶい」の結成を知った時は、懐かしキャラクターを集めたんだな……という程度の印象でしたが、ユニットのコンセプトを聞いてがく然。
自分にスポットライトが当たらない時期も自分らしさを大切にして、着実に人気を取り戻しつつある彼らだからこそ、自分は今のままでいいのか悩み不安を抱える人へ、ハッピーを届けることができるはず ※
これは、刺さりました……。注目を集め、きらびやかな昭和と平成を駆け抜けた人気キャラクターたち。新しい時代の流れに押され、低迷の時期を静かに乗り越え、新しい世代からの人気も獲得しながら、またのし上がってきた底力。影を知ったキャラクターだからこその深みというか、優しさというか、余裕さえ感じるたたずまいに感動すら覚えました。そして、彼らは言うのです。
「大丈夫! 君は君のままで、きっとうまくいく」 ※
……そうだよね! きっと多くの人が、彼らの言葉に励まされたことでしょう。
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※サンリオのプレスリリースから引用