PCなしでCDからスマートフォンへ!
音声ダウンロードの普及で、CDを使うことは少なくなりました。そのためCDプレーヤーも見かけなくなり、以前に購入して気に入っていた語学書のCDを秘蔵(死蔵?)してしまっている方も多いのではないでしょうか?
そんな語学好きな方に朗報です。PCなしでも、音楽CDから楽曲を直接取り込めることで話題を呼んだスマートフォン用CDレコーダー「ラクレコ」に、新規機能として「語学学習プレイヤーモード」が追加され、「語学学習の強い味方」が誕生しました。
筆者も自分の著書である『世界基準のビジネス英会話-交渉戦略と英語力』(三修社)のCDを実際にスマ―トフォンに取り込んで使ってみました。
誰でも簡単にスマ―トフォンに取り込み可能
まずは、説明書のQRコードを使って、専用のアプリをダウンロード。
次にCDの取り込みです。説明書の通りにやってみると、実際には4分ほどで完全に取り込むことができました。
Wi-Fiモデルであれば、ラクレコ自体がWi-Fiを発信する機能をもっているのでWi-Fi環境がなくてもワイヤレスで取り込み可能。ケーブルモデルであれば端末に合わせたケーブルをスマートフォンにつなぐだけで簡単にCDからスマートフォンへ取り込むことができます。
これで、お気に入りの語学CDをスマ―トフォンに入れて持ち運びが可能です。
「スピードコントロール」と「A-B間リピート再生機能」が便利!
語学でリスニングが伸び悩んでいる方も多いと思います。その点、この「ラクレコ」ではスピードコントロール機能が追加されたので、耳を鍛えるために「1.5倍速、2倍速、3倍速」にして聴く、あるいは何と言っているか分からない場合には速度を落として聴くことも可能です。
最大3倍速で再生でき、スロー再生は通常の半分の速度(0.5倍速)まで落として聴くことができるので速い英語も聞き取ることができるようになります。
リピート範囲を指定して聴く「A-B間リピート再生機能」も付いているので、聴きたいパートを時間と範囲も指定してかつ、繰り返し回数も指定して聴くことができます。覚えたい例文を自動で繰り返し聴く、またはディクテーションの際にも繰り返し聴くことができます。
やり方も簡単です。
Aと矢印のアイコンを繰り返しの始めの部分として指定します。次に、Bと矢印のアイコンを繰り返しの最後の部分につけるとAとBの間で何度でも自動でリピートしてくれるようになり、どうしても聞き取れないパートを部分指定して繰り返し再生することでリスニングやディクテーションに役立てることができます。
CDとCDプレーヤーが世界から消えていく中、かつて購入し、今では使えず秘蔵(死蔵)してしまっている語学書の付属CDを、リスニング強化、ディクテーションに最適な形でよみがえらせることを可能にした点において、「ラクレコ」こそ、これからの「語学学習の強い味方」になる存在だといえるでしょう。
【関連リンク】
・スマートフォン用CDレコーダー「ラクレコ」