イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（THE）」は、「THE 日本大学ランキング 2023」を発表しました。
7回目となる2023年版では、271の大学がエントリーし4つの指標（教育リソース、教育充実度、教育成果、国際性）を基にランク付けを行いました。今回は、どれだけ教育への期待が実現されているかを表す「教育充実度」部門のランキングを紹介します。
第3位：立命館アジア太平洋大学（86.8ポイント）
3位は、大分県に本部を置く私立大学「立命館アジア太平洋大学」でした。「教育充実度」のスコア86.8ポイントのほか、「国際性」で99.8ポイントを獲得。外国人学生比率は47.3％、外国語で行われている講座の比率は79.9％と高い国際性を誇っています。一方、「教育リソース」は31.4ポイント、「教育成果」は48.8ポイントでした。総合スコアは64.5ポイント、総合ランキングは同率22位にランクインしています。
第2位：国際教養大学（91.3ポイント）
2位は、秋田県に本部を置く公立大学「国際教養大学」でした。「教育充実度」のスコア91.3ポイントのほか、「国際性」で88.6ポイント、「教育成果」で62.3ポイントを獲得しています。外国語で行われている講座の比率は76.4％、日本人学生の留学比率は20.1％と、海外に通用する人材の育成にも力を入れています。総合スコアは71.3ポイントで、総合ランキングは15位にランクイン。
第1位：国際基督教大学（91.4ポイント）
1位は、東京都の私立大学「国際基督教大学」が獲得しました！ 2022年に1位だった国際教養大学と順位が逆転した結果となりました。「教育充実度」のスコア91.4ポイントのほか、「国際性」で98.0ポイント、「教育成果」で56.7ポイント、「教育リソース」で50.7ポイントを獲得しています。総合スコアは73.3ポイントで、総合ランキング10位にランクイン。
「THE 日本大学ランキング」では、大学の学部における「教育力」が重視される点が、大学の研究が重視される「THE 世界大学ランキング」と異なります。「教育充実度」部門は、教員や学生の交流、授業・指導の充実度のほか、グローバル人材育成や入学後の能力伸長といった項目がスコアに影響し、4つの指標の30%を占めています。
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