4月10日に放送がスタートした、フジテレビ系の「月9」ドラマ『風間公親 教場0』。木村拓哉さんが主人公・風間公親を演じ、2020年、2021年には新春スペシャルドラマとして放送されていた作品です。
原作は長岡弘樹さんの人気小説『教場』シリーズ(小学館)で、警察学校を舞台に、その裏側を描くストーリーが人気に。今回放送の連続ドラマ『風間公親 教場0』では、スペシャルドラマで鬼教官として警察学校で恐れられた風間の過去が暴かれることになります。
一部報道によると、初回放送は見事に2桁以上の世帯平均視聴率を記録し、大きな話題を集めました。本記事では、ドラマ第1話を見逃した人でも作品の魅力が分かるように、これまで放送したスペシャルドラマの内容と合わせてあらすじを紹介しながら、本作品の魅力を解説していきます。
主役は若手警官たち! 豪華な俳優陣が鮮烈な演技を見せる
『教場』シリーズは木村拓哉さん演じる風間が主人公でありながら、多くの学生や若手警察官たちも登場します。
通常の刑事ドラマでは、主人公が抜群の推理力や行動力で犯人を検挙し事件を解決するケースが多いですが、『教場』では、主人公の風間は若手警察官を指導する立場にあります。物語をメインに進めていくのは、風間から教えを請う学生たち。それは、連続ドラマ『風間公親 教場0』でも変わりません。ドラマでは、さまざまな事情を抱えた学生や若手警官が登場します。
2020年放送のスペシャルドラマ『教場』では、特に印象的だったのが、圧倒的な美貌で自意識過剰な菱沼羽津希(川口春奈)や、彼氏をひき逃げし殺害した犯人を探すために警察官になった楠本しのぶ(大島優子)など、主に女性たちが大活躍したこと。川口さん、大島さんのほかにも、工藤阿須加さん、林遣都さん、なにわ男子の西畑大吾さん、三浦翔平さんらが出演しました。
『教場II』でも豪華俳優陣が登場
2021年に放送されたスペシャルドラマ『教場II』では、仲間が目の前で自殺未遂を図ったことがトラウマの石上史穂(上白石萌歌)を中心に、母が神奈川県警で幹部を務める杣利希斗(目黒蓮)らが風間と対峙(たいじ)します。ほかにも、濱田岳さん、福原遥さん、杉野遥亮さん、眞栄田郷敦さんらが光る演技を見せました。
木村拓哉さんが主演でありながら、ドラマのストーリーは学生たちの群像劇で進んでいきます。演技力の高い若手俳優を見られる作品としても、注目のドラマシリーズといえるでしょう。
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