2023年1月から放送開始されたNHK大河ドラマ『どうする家康』。4月16日には第14回 『金ヶ崎でどうする!』の放送が予定され、物語は全体の4分の1を超えたかというところ。松本潤さん演じる主人公をとりまく人間たちの様子まで丁寧に描かれ、大いに盛り上がりを見せています。
All About編集部は「幕末を描いたドラマ&俳優」に関する独自のアンケート調査を実施。同調査は、全国の10〜70代の男女320人を対象にインターネット上で行いました(調査期間:2023年3月23~4月6日)。今回は、ファンが選んだ幕末を舞台とした「大河ドラマ」の人気作品ランキングを紹介します。
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第3位『篤姫』(2008年)
第3位には『篤姫』がランクイン。薩摩藩から徳川将軍家へ嫁ぎ、波乱の生涯を送った幕末の女性・天璋院篤姫を宮崎あおいさんが熱演しました。※崎はたつさき回答者からは「篤姫の宮崎あおいさんと家定の堺雅人さんの夫婦のやり取りが微笑ましくもあり、別れの切なさが印象的でした(38歳女性)」「篤姫の宮崎あおいさんの存在感があって、続きを楽しみにしていたものです(45歳女性)」など、主演を務めた宮崎さんへのコメントが多く寄せられました。
当初「アイドルのようで江戸時代の姫らしくない」との声もあったようですが、その前評判をはねのける演技こそ、数々の大河作品の中で人気を誇る理由のようです。
また「ストーリ展開が良く、毎週見飽きることがなかったため(56歳男性)」「第一回目から最終回まで飽きる事なく、観る事ができました。役者さんも若い方が多かったですが、現代人くさい演技ではなく、観やすかったです(39歳女性)」といった、テンポのいい展開やほかの俳優を評価する声も集まりました。
第2位『龍馬伝』(2010年)
第2位に選ばれたのは『龍馬伝』。主人公の坂本龍馬を、歌手で俳優の福山雅治さんが演じました。脚本は、福山さんが主演を務めたドラマ『ガリレオ』シリーズ(フジテレビ系)などを手掛けた福田靖さんが担当。“ガリレオコンビ”として、黄金タッグが組まれたことが話題となりました。回答者からは「福山雅治さんがとにかく似合ってました(41歳男性)」といった、主演の福山さんを絶賛するコメントのほか、「龍馬の描かれ方が少しこれまでと違って印象的だった(46歳女性)」「これまでの大河ドラマのイメージを変えた作品で斬新な映像が印象に残っています(60歳男性)」など、ストーリーの描き方を評価する声が寄せられました。
さらに「大河ドラマを全て見たのは龍馬伝だけです(55歳男性)」「大河ドラマファンではなくても楽しく見られたと思うから(22歳女性)」「初めて最初から全編通して見た大河ドラマでとても面白いと感じました。あれほどの登場人物がいたにもかかわらず、きちんと顔の区別をつけてキャラクターを覚えられたので、話もスムーズに入ってきました(24歳女性)」など、大河ドラマを見る習慣のないファン層にも届くほどの魅力を持ち合わせた作品だったようです。
第1位『新選組!』(2004年)
第1位は、2004年に放送された『新選組!』。主人公・近藤勇を元SMAPの香取慎吾さん、沖田総司を藤原竜也さん、坂本龍馬を江口洋介さん、土方歳三を山本耕史さんが演じるなど、豪華なキャスティングで注目されました。また、脚本家・三谷幸喜さんの大河ドラマ初脚本作品でもあります。回答者からは「三谷作品らしいドタバタ感が若者集団の青春群像劇としてハマっていたから(34歳女性)」「さすがの三谷作品。笑いと涙とロマンとさらに、歴史の残酷さが見事に描かれた傑作です(49歳女性)」など、三谷さんが描く、生き生きとしたストーリーに引き込まれたというコメントが多く見受けられました。
ほかにも「当時若手の俳優さんたちが生き生きと演じられているのが印象的だったから(47歳女性)」「元々新選組が好きで、それぞれ演じたキャストの方々も素晴らしくて毎回楽しく見る事が出来たので(53歳女性)」など、魅力的なキャラクターと配役がマッチしていたという意見がありました。
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※回答者のコメントは原文ママです
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