All About編集部では、「幕末を描いたドラマ&俳優」に関するアンケート調査を実施。同調査は全国の10〜70代の男女320人を対象に、インターネット上で実施しました(調査期間:3月23日〜4月6日)。今回はその中から、「勝海舟」がはまり役だったと思う俳優ランキングを発表します!
勝海舟は、江戸の旗本に生まれ、剣術に優れ、向学心が高く蘭学にも精通していました。渡米後に建設した神戸海軍操練所では、坂本龍馬を門下生に迎えています。戊辰戦争では、西郷隆盛と相談して江戸城無血開城を決め、江戸の町が戦火に包まれる事態を回避。幕末から明治維新へ向かう日本を支えた重要人物の1人です。
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第3位:生瀬勝久(『八重の桜』/2013年)
第3位は、生瀬勝久さん。2013年放送のNHK大河ドラマ『八重の桜』で勝海舟役を演じました。“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼ばれる山本八重の生涯を描いた同作では、綾瀬はるかさんが主演を務めています。回答者からは、「渋い感じが教科書とどことなく似ていたから(35歳女性)」「やんちゃさと聡明さがあってる気がする(46歳女性)」「志が高い感じ(58歳女性)」などのほか、聡明な雰囲気がイメージとぴったり、という声が上がっています。
また、「生瀬さんは先生!って役柄がすごく似合うので、ぴったりだった(22歳女性)」「知的に見えたから(33歳女性)」「はじめてみた勝海舟は新選組!での野田さんが演じられていたものでしたので、それでイメージができてしまいました。その後小説などで勝海舟をみていくうちに、他の解釈もできて生瀬さんの勝海舟も美味しいなぁと思うようになりました(33歳女性)」など、多くの門下生を抱える先生役が似合うとのコメントも寄せられました。
第2位:武田鉄矢(『龍馬伝』/2010年)
第2位は、武田鉄矢さん。坂本龍馬の生涯を三菱財閥の礎を築いた経済人・岩崎弥太郎の視線で描いたNHK大河ドラマ『龍馬伝』で勝海舟役を演じました。武田さんは、大の“坂本龍馬好き”としても知られています。「あの時代の人だったのかと思うくらい、勝海舟として完成してた(36歳女性)」「イメージとして他の藩士たちに教えを説くの勝海舟なので、金八先生のイメージもあってはまっていたように感じたから(31歳女性)」「坂本龍馬の人生を導いた師匠だが、やはり先生といえば武田鉄矢なので(29歳男性)」など、先生といえば武田さんを連想するという人も。
ほかにも、「幕末が好きな武田さんだからこそ似合っていた気がします(43歳女性)」「武田鉄矢は坂本龍馬が好きなので、本当に坂本龍馬に語りかけているような演技だった(31歳女性)」「勝海舟を演じた武田鉄矢が龍馬にいろいろ教えている場面が、本当にこんな感じだなあとおもった(50歳男性)」など、“幕末好き”がにじみ出るような演技だったとのコメントも寄せられました。
第1位:小日向文世(『JIN-仁- 』シリーズ/2009年)
第1位は、小日向文世さんでした。2009年に第1期が放送されたテレビドラマ『JIN-仁- 』シリーズ(TBS系)で、勝海舟役を演じました。同作は、大沢たかおさん演じる主人公の脳外科医・南方仁が幕末にタイムスリップしてしまうという設定で、実在する歴史上の人物が多数登場します。回答者からは、「江戸っ子な語り口調がまさに勝海舟だった(46歳男性)」「俺はそんなヘマ打たねえよという東京弁がかっこよかったのが今でも印象的(40歳男性)」「勝海舟は生粋の江戸っ子と聞いている。気取りのない、粋なべらんめい口調が良かった(55歳女性)」など、江戸っ子の口調が印象的だったという声が集まりました。
さらに、「一筋縄ではいかない曲者の感じが良く表現されていたと思う(28歳男性)」「飄々とした江戸っ子の愛嬌たっぷり。何より写真とそっくり(49歳女性)」「原作漫画のキャラクターイメージとピッタリな印象だったからです(36歳女性)」など、原作漫画ファンからも好評を集めました。
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※回答者のコメントは原文ママです
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