睡眠は健康長寿へのキーポイント
「人生百年時代」といわれるようになって、健康への関心が増してきました。つい最近までは、睡眠時間を削って仕事や趣味の時間を確保することを良しとする傾向がありました。しかし、そんな生活では健康に長生きができないことに気付き、睡眠を十分にとって起きている時間を充実させている人が増えています。
大人以上に、子どもにとって睡眠は重要です。日中のパフォーマンスにかかわるだけでなく、脳の成長、発達に、良い睡眠が必要不可欠だからです。ところが多くの大人は、「子どもは眠くなれば自然に眠るもの」という間違った考えを持っています。本当に子どもの幸せを願うなら、睡眠にもっと注意を払ってほしいと思います。
子どもに必要な睡眠時間は?
皆さんのお子さんは、毎日どのくらい眠っていますか? 「うちの子どもは毎日、8時間眠っているから大丈夫」と安心するのは、少し危険です。昔から「寝る子は育つ」といわれているように、発達中の子どもには大人より長い睡眠時間が必要です。睡眠の専門家が勧めている子どもの睡眠時間は、年齢別でおおむね次の通りです。
・幼児期 1~3歳 12~14時間
・学童前期 3~5歳 11~13時間
・学童期 6~12歳 10~11時間
・中高生 11~17歳 8.5~9.25時間
睡眠時間が短い子どもは成績が悪い
睡眠と学力には、深い関係があります。ある調査によると、学業の成績が良い子どもほど早い時刻に眠っています。小学3~6年生の主要4科目のテストで、平均95点以上をとる成績上位者の4割は、午後9時には眠っていて、深夜0時以降にやっと眠る子どもはいませんでした。逆に70点未満の成績下位者では、午後9時前に眠る子どもはおらず、2割が0時以降に寝ついていました。
算数では、睡眠時間と成績の関係も明らかです。成績上位者では9時間以上眠っている子どもが多いのに対して、成績下位者の多くは7時間未満の睡眠しかとっていないことが分かっています。また、国語や算数の応用問題が得意な子どもは、夜更かししないことも事実です。
口呼吸は万病の元
最近は、口呼吸の子どもが増えてきました。口をぽかんと開けている子どもは、たいてい口呼吸です。人間は本来、鼻で呼吸する動物です。赤ちゃんはしっかり鼻呼吸ができるので、母乳やミルクを飲みながらでも息ができます。
口で呼吸をしていると、いろいろな病気にかかりやすくなります。ノドには、口から入ってきた細菌やウイルスをやっつける免疫組織(扁桃腺など)があります。しかし、これらの免疫は、ノドが湿っていないとうまく働きません。口呼吸をしているとノドが乾燥するので、免疫力が落ちて風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。睡眠中も鼻呼吸をするためには、枕の高さや寝返りのしやすさが重要です。
「EsmeraldA 呼吸する小学生の枕」が良いわけ
子どもがぐっすり眠るために開発された枕が、「EsmeraldA 呼吸する小学生の枕」です。枕の中に仕切りはありますが、完全に仕切られているわけではありません。枕の中身(エラストマーパイプ)が流動的で、高さが自由に調整可能です。そのため、枕がちょうど良いポジションで頭を支える設計になっています。高さが合った枕を使うと、睡眠中に鼻呼吸を行えるようになります。鼻呼吸は免疫力を高めるだけでなく、肥満を解消する効果もあります。
また、中身に 使われているエラストマーパイプは、中空で通気性がよく、熱がこもりにくい構造になっています。そのため、汗をかきやすい子どもでも、快適に眠れます。また、自宅の洗濯機で枕を簡単に洗える点も優れています。これは、親御さんにうれしいところですね。
さらに、小さいうちから自分だけの枕を持つことで、睡眠への関心が高まり、健康に気をつかえるようになることも期待できます。
【関連リンク】
・EsmeraldA 呼吸する小学生の枕