2023年も、「1月クール」としてテレビ各局でさまざまなドラマを放送しています。中でも、女性を中心に注目を集めているのが“男女逆転”ドラマ『大奥』です。NHK総合で毎週火曜日の22時から放送している作品で、よしながふみさんの漫画を原作としています。
『大奥』はこれまでも映画やTBS系列のドラマとして放送してきた作品で、今回は『JIN-仁-』(TBS系)、『おんな城主 直虎』(NHK総合)などを手掛けてきた森下佳子さんが脚本を担当。
3代将軍・家光の時代から幕末、大政奉還までを描き、冨永愛さん、堀田真由さん、仲里依紗さんが主役を努めます。男女の権力が逆転したパラレルワールドを舞台に、女性の愛や葛藤を堪能できます。
冨永愛の凛々しすぎる「徳川吉宗」にハマる
物語は、「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」と呼ばれる奇病で、青年男子が極端に減ってしまった日本が舞台です。若い男子だけがかかる病気で、社会はガラリと変わることになります。男が支配してきた世の中から、「将軍職」は女子へ引き継がれることに。江戸城では、「大奥」で美男を囲って将軍の威光を放つようになっていきます。
これまでの時代劇では「男性」の武将や将軍が活躍しましたが、大奥では女性が世の中のトップ。権力を持った女性たちの姿が、さまざまな形で描かれます。
今回の『大奥』でも、3人の魅力的な主人公が登場します。まず紹介したいのが冨永愛さんが演じる「徳川吉宗」です。高身長でキリッとした美形の冨永さんは、りりしい吉宗を見事に表現しています。
物語のストーリーテラー的な役割を担い、随所でその魅力を発揮。自身の物語となる「8代・徳川吉宗×水野祐之進・編」では、格好いい乗馬シーンも見せて人気を集めています。
相手役の祐之進を演じるのは、Hey! Say! JUMPの中島裕翔さん。吉宗は、真っすぐな祐之進に惹かれていくことになります。2人の関係は見ていて気持ちよく、特に吉宗の男前な行動が毎回楽しめます。
吉宗は「大奥」の謎を探るために、ストーリーテラーとして物語に登場し続けています。偉ぶることもなく、等身大の吉宗を演じる冨永さんの演技に惹かれます。
Twitterでも「カッコ良すぎる」「心を掴まれた!」という女性が急増しています。