テレワークの普及で、平日に自宅で昼の番組を見る人も増えているかもしれません。ニュースをはじめ、グルメからエンターテインメント、生活情報などさまざまな企画を各局が放送しています。
そんな中、2023年1月に放送開始したのが、フジテレビ系の『ぽかぽか』です。毎週月曜~金曜の11時45分から放送している番組で、司会はお笑いコンビ・ハライチとフリーアナウンサー・神田愛花さんが担当。
多くの「挑戦的」な企画を放送するバラエティ番組で、お笑いファンからも話題を集めています。今回は『ぽかぽか』の魅力を、元テレビ局スタッフの筆者が紹介していきます。
豪華なゲストが登場し、トークに挑戦する「ぽいぽいトーク」
『ぽかぽか』は、豪華なゲストとのトークが番組の大きなポイントになっています。過去には、同じくフジテレビ系で伝説のバラエティ番組『笑っていいとも!』(以下、いいとも!)も放送していた時間帯。『いいとも!』の名物コーナーだった「テレフォンショッキング」を踏襲するような形で、『ぽかぽか』でも「ぽいぽいトーク」がメインコーナーの1つになっています。
さまざまな俳優やタレントが登場するコーナーで、当日の出演者が次回のゲストに「○○っぽい」ことを言ってもらうというお題を提示する取り組みもあります。
そんな「ぽいぽいトーク」では、ハライチの2人と神田さんのキャラクター(以下、キャラ)がうまく調和されています。ハライチの澤部佑さんが丁寧にトークを引き出し、相方の岩井勇気さんは毒舌も絡ませながら応戦。そして、神田さんが天然ボケも交えたトークで笑いを生み出すバランスの良さが見どころです。
ゲストの選別も独特で、フジテレビ系のドラマに出演する俳優から、お笑い芸人、ミュージシャンなどさまざま。さらに、この番組の大きな特徴となる観客を入れた「公開生放送」が、良い緊張感を生んでいます。普段見たことがないゲストの素の表情を見ることができ、貴重な瞬間を放送しています。