1月17日はおむすびの日!「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」によって、2000年に制定されました。
今回は「おむすび」と「おにぎり」の違いなど、「違いの分かる人」になれるおにぎりの豆知識をご紹介します。
なぜ1月17日が「おむすびの日」なのか?
おむすびの日が1月17日なのは、1995年の阪神・淡路大震災にちなんで制定されました。
ボランティアによるおむすびの炊きだしが被災した人々を大いに助けたことから、お米の重要性と共に、この善意をいつまでも忘れないようにしたいという思いを込めて、震災の起きた1月17日に定められました。
ちなみに、おにぎりの日もあります。こちらは6月18日で、「日本最古のおにぎり」とされる「チマキ状炭化米塊」が出土した石川県の鹿西町(現在の中能登町)が2002年に記念日登録。
日付は鹿西町(ろくせいまち)の6と、「米食の日」が毎月18日であることにちなんで制定されました。
「おむすび」と「おにぎり」の違い
「おむすび」と「おにぎり」は、どちらもご飯を手のひらに載る程度の大きさに加圧成型した食べ物のことで、「握り飯」の呼び名が変化したものです。
「三角形でおにぎりでそれ以外がおむすび」「関東がおむすびで関西がおにぎり」など様々な説がありますが、コンビニの全国チェーン化・居住地の流動化が進んだ現在では、明確な違いはなくなっています。
ちなみに、大手コンビニ3社の公式Webサイトは、ファミリーマートは「おむすび」、ローソンは「おにぎり」と表記。
セブンイレブンは、開けるときに海苔を巻くタイプを「手巻おにぎり」、最初から海苔が巻かれているタイプを「直巻おむすび」としています。
「おにぎらず」の元祖はクッキングパパ
「おにぎらず」とは、文字通り手で握らないタイプの握り飯のこと。
海苔の上にご飯を敷き、その上に具を置いて、風呂敷を畳むように四隅を折り曲げて完成させます。
おにぎらずの元祖は、1990年に掲載された料理マンガ『クッキング・パパ』の第213話「超簡単おにぎり おにぎらず」。
それから24年後の2014年、料理レシピサイト「クックパッド」の特集ページで紹介されたことをきっかけに拡散されました。
普通の握り飯よりも大きい具を挟めること、簡単で作りやすいことから人気レシピとなっています。
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