2023年1月2~3日に開催される「第99回箱根駅伝」。All About編集部では、全国の10〜80代の男女280人を対象に「箱根駅伝」に関する独自アンケート調査を実施しました(調査期間:12月1〜22日)。今回はその中から、箱根駅伝ファンが最も注目している箱根駅伝のコース(区)を紹介します!
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箱根駅伝“最大の難所”山上りの「5区」(20.8km)
回答者が最も多かったコースは、「5区(往路)」。国道一号線で最高点の標高約874mまで一気に駆け上り、最高地点を過ぎると一転、今度は箱根神社大鳥居まで下り道。厳しい自然条件も相まって波乱が起こることも多い、最高の難所と言われる山上りコースです。「山登りは、何人も抜くシーンや、残念ながら体調不良になりフラフラになりながらも走ったり、監督の判断で棄権したりと、いつもドラマがあるから(62歳女性)」「毎回何らかのドラマが生まれる往路5区の山登りが大好きなので(40歳女性)」「箱根駅伝名物で、他の駅伝には存在しないからです(46歳男性)」など、5区では、毎回何かしらのドラマが生まれるとの声が集まりました。
ほかにも、「山を必死に駆け上がる選手の姿が非常にかっこよく、そこで私にとって多くの印象的な走りを見せてくれた選手が多い区間だからです(37歳男性)」「コースの中で一番難所、箱根の山を上る姿は特に感動させられます(68歳女性)」「毎回涙なしでは見られません(38歳女性)」など、選手が山に挑む必死な姿に感動するとの声が多数寄せられました。
“ゴールの前でドラマは起きる”! 最終区間「10区」(23.0km)
次いで多かったのは、最終区間「10区(復路)」。中央通り、日本橋を抜け、チームメイトが待つ大手町のフィニッシュ地点を目指します。9区に次いで復路2番目の長距離、さらに上昇する気温やビル風などに苦しむことも多く、激しいシード権争いで逆転劇が起こることも。回答者からは、「優勝がそのまま決まるか、逆転があるかハラハラするから(50歳男性)」「シード権争いの10位付近の争いが最後の最後まで白熱なので(40歳男性)」「ゴールの前でドラマは起きるからです! 2018年の早稲田のように!(26歳女性)」など、残り1.4kmで最大1分以上のタイム差があった東海大を抜き、3位にランクインした2018年大会の早稲田大学など、最終区間での逆転劇が印象に残っている人も多いようです。
また、「最後のゴールのシーンが一番印象的なので(49歳女性)」「最終区間のデットヒートが見応えある。各校のラストランナーの出迎えに感動するから(53歳女性)」「2日間をかけて最後の直線コース、東京大手町のビル群に選手が戻ってくる姿は見ていて爽快でもある(48歳男性)」など、最終ランナーをチームメイトが出迎えるシーンに感動するという声も多く寄せられました。
“ごぼう抜き”が爽快! エースが集結する花の「2区」(23.1km)
花の2区と呼ばれ、各校のエースが集まる「2区(往路)」。距離が長く、上り下りの繰り返しも待ち受けるコースでは、体力、精神力、勝負勘、全てが求められます。記録的な「ごぼう抜き」が見られることでも注目される区間で、「箱根駅伝2023」では、駒澤大学の田澤廉選手と青山学院大学の近藤幸太郎選手の対決に注目が集まっています。回答者からは、「エース区間だから。TV中継も盛り上がる(41歳男性)」「駒沢大学の田澤選手、東京国際大学のヴィンセント選手をはじめ、各校エースの戦いに注目しています。天候やペース次第で区間記録1時間5分台の更新も期待しています(45歳男性)」「ごぼう抜きを見ているとスカッとする(33歳女性)」など、毎回どんな“ごぼう抜き”が見られるのか楽しみにしているとの声もありました。
ハラハラな展開の「1区」(21.3km)、「9区」(23.1km)
ほかにも、「ついに箱根駅伝がはじまったという期待感が最もあり、緊張するからです(42歳女性)」「色んな大学が一挙に見られるから(31歳女性)」などの声が寄せられた、「1区(往路)」。チーム屈指のスピードランナーが登場し、レースの流れを掴む緊張の瞬間です。「復路の要で、シード争いの撃走が楽しみです。ドラマがあります(59歳男性)」「この区間で優勝争いやシードの明暗などドラマチックな展開になることが多く、ハラハラしながらも最も盛り上がる区間だから(47歳女性)」などの声が寄せられた「9区(復路)」。1位の選手から20分以上遅れた場合の「繰り上げスタート」を避ける激走や優勝争い、シード権争いの大逆転の舞台となることも多く、劇的なシーンの数々から目が離せないとの声もありました。
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※回答者のコメントは原文ママです
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