正解は「黄色」
色合いや濃淡は多少異なるかもしれませんが、黄色が見えたのではないでしょうか。
一般的には「残像（ざんぞう）」、専門的には「色の残効（ざんこう）」と呼ばれる現象です。1つの色を見た後、続けて次の色を見ると、前に見た色の影響を受けます。2つめの「白い星」の部分に色が付いていないにもかかわらず、色が現れるのです。「補色対比」の一種ですが、「同時対比」は見かけの色が違って見えるのに対して、「継時（けいじ）対比」は残像が現れます。
目から入ってきた色の情報は、網膜にある錐体（すいたい）という光センサーが反応します。錐体から脳の視覚野に伝えられる段階で、「赤－緑」「青－黄」という2組の反対色に変換されるのです。
青を凝視していると、「青－黄」の情報処理を受け持つ神経細胞のバランスが崩れ、反対色（補色）の黄色が強く出るようになります。このような反応を「順応（じゅんのう）」と呼びます。青を凝視した後、青を画面から消してしまうと、白い画面に黄色が見えるようになります。残像とは、私たちの脳が作り出す色なのです。
＞クイズをもう1度見る
【おすすめ記事】
・赤い星を10秒見つめてから白い星を見ると……「残像」は何色になる？【色彩感覚クイズ】
・見分けられたら天才！ AとBの星と“同じ色”は次のうちどれ？【色彩感覚クイズ】
・当たったらすごい！ 同じ明るさのスターはどれ？ 色彩検定1級保持者が出題【色彩感覚クイズ】
・当たったら天才!? ボーダーに隠れたスターと「同じ色」は、3つのうちどれ？【色彩感覚クイズ】
・この数字の意味は？ ポケベル暗号を読み解こう！ 恋人同士が使っていたフレーズ【ポケベル暗号クイズ】
